「2000年以降で、最もイメージを変えた駅」といったとき、武蔵小杉の名を挙げる人も多いのではないでしょうか?

20世紀には単なる南武線の一駅であり、今のようなマンションが建ち並ぶエリアも少なく、昔ながらの町並みが残る駅でした。しかし、湘南新宿ライン・横須賀線・東急各線など様々な路線が乗り入れる武蔵小杉駅は非常に交通の便が良く、渋谷にも新宿にもお台場方面にも30分以内で行けるなど、抜群のアクセスの良さを持っている駅となっています。

こうした理由からザ・コスギタワー 、パークシティ武蔵小杉ザ・グランドウイングタワー、プラウドタワー武蔵小杉などのタワーマンションが武蔵小杉駅付近には林立し、商業施設も数多く造られ、人口もうなぎ登りとなっています。

今やタワーマンションのある街の代名詞的存在となった武蔵小杉。一体どれくらいの年収があれば、この人気エリアのタワーマンションを買うことができるのでしょうか。

武蔵小杉のタワーマンションの平均価格は

まず、武蔵小杉でタワーマンションを購入するにはどれくらいの金額が必要なのかを調べてみましょう。

現在、武蔵小杉で販売されているタワーマンションの平均価格は6500万円ほど、広さは68平方メートルとなっています。坪単価で言えば約313万円といったところでしょうか。築10年の中古マンションならば、多少広くなり、同じ6500万円で面積80平方メートル程度のようです。

中古マンションの購入に伴う諸経費まで含めれば7000万円近い価格になることもあるでしょう。

6500万円のマンションを購入するためにいくらの融資が必要なのか

6500万円のタワーマンションを購入するに際して、仮に500万円の頭金を用意していると想定しましょう。その場合、融資を受けるのは6000万円程度となります。

6000万円の融資を受けるには、年収や勤務先の安定性、信用度、また個人の信用度など様々な要素で変わってきますが、目安として融資は年収の6倍までは可能だとすると、年収1000万ほど必要となってきます。

毎月どれくらい返済が必要なのか

一方、6000万円の融資を受けた場合に、毎月どれくらいの返済が必要なのでしょうか。

6000万円をフラット35の35年間固定金利である1.35%で融資を受けたならば、総返済額は7533万で毎月の返済額は18万円となります。

さらにマンションの場合は戸建と異なり管理費・修繕積立金が必要となります。管理費、修繕積立金は設備が充実しているタワーマンションほど高くなる傾向にあることも注意しましょう。築浅のタワーマンションならば管理費は平方メートルあたり250円で月17,500円、修繕積立金はまだあまり高くないので20,000円程度でしょう。それでも毎月のローン返済と合わせて月額の住居費負担は22万円弱になります。

まとめ

結論としては、武蔵小杉でマンションを買ってある程度余裕を持って生活するには、1000万円以上の年収がほしいところです。

心の安らぎを求めてマンションを買ったのに、ローンの返済で汲々としてしまっては本末転倒です。購入する際はぜひ余裕を持った資金計画で臨みましょう。

マンションジャーナル