土日に休みをとらない経営者。彼らはなぜ休まないのか

今年もゴールデンウィークに入りました。今回は上手く休みがとれたので、9連休だ!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう、休みは誰にとっても楽しいものですね。その一方で、経営者の中には休みたくないという人もいます。それはなぜなのでしょうか。その理由を聞いてみましょう。

サラリーマン時代と起業後の会社に対する意識の違い

10年近くのサラリーマン生活を経て起業したA氏。妻と子供がいますが、起業して5年経つ今まで休日にまったく仕事をせず、完全に休んだことはないといいます。なぜでしょうか。

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「サラリーマンとの違いは、自分がしたことはすべて会社に跳ね返ってくるので、自分が働けば会社は大きくなり、休めば何も変わらないということです。つまり、何もしないという選択肢がないといってもいいかもしれません」

家族からの反発はないのでしょうか。

「家族は旅行が好きなので、年に1度、まとまった休みをとります。ただ、こちらが休暇中でもメールや電話はひっきりなしに入ってくるので、完全にオフになるのは難しいですね。もっとも、会社が大きくなって、自分の代わりにそうした業務をこなしてくれる人がいるような環境になれば話は別なのですが」

休みなしで働いて、つらいことはないのでしょうか。

「不思議としんどいと思ったことはないですね。サラリーマン時代は、より高い給与を手にするために一所懸命働いていたつもりですが、今は自分の『会社』を育てているような感覚です。子供が生まれた時に深夜の授乳で確かに眠いと思ったことはありましたが、しんどいとか嫌だとか思ったことはないのと同じです」

会社経営はマラソン。1週間を駆け抜ける短距離走ではない

A氏同様、日系や外資系企業に10年以上勤務した後に起業したB氏。B氏も起業後は休日に完全に休んだことはないといいます。

「会社経営に関するデータ、つまりKPIを今はスマホで随時確認できます。いつでもそうしたデータにアクセスできるので、便利な時代になりましたね」

そんな生活で苦しくないのでしょうか。

「私の場合、サラリーマン時代と違って比較的時間の自由がききます。平日に習い事をしていることもありますし、午前中にジムに30分だけ行って体を鍛えるようになりました。その時間帯はジムが空いているので集中してトレーニングできます。自分では特に意識していませんでしたが、そうした細切れの時間を使ってリフレッシュしているのかもしれません」

細切れの時間でリフレッシュできるものなのでしょうか。

「会社経営はマラソンのようなものです。短距離走とは違います。したがって、走りながら休むという感覚が必要です。1週間無我夢中で働いて土日に休むというスタイルは自分には合っていません。ただし、会社としては土日の休みは徹底しないとダメですね。私もサラリーマン時代はしっかり土日は休んでいましたから。ただ、有給休暇がいつも残っていて、人事部から休みを取りなさいとよく注意されていましたが...」

ー経営者とサラリーマンの仕事に対する違いはどこにあるのかー

LIMO編集部

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。