「それってねぎらってるつもり?」言われるとイラッとする夫の一言

何気なく言った夫の一言が妻の逆鱗に触れ、大喧嘩に発展…。そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。男性にとってみればねぎらいのつもりでかけた一言が、妻であり、母である女性にとってはイラッとする一言になることもあるのです。

些細なことの積み重ねで夫婦仲に大きな亀裂が入ってしまうこともあります。男性の皆さん、愛する妻に何気ない一言をかける前に、自分自身に問いかけてみてください。「それって、本当にねぎらいの言葉ですか?」

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「やらなくてもいいじゃん」

家事に仕事に子育てに…。365日24時間フル回転で働いている妻。はた目で見ても疲れきっている妻に休んで欲しいという思いから、夫が妻に一言「そんなの、やらなくてもいいじゃん」。さて、男性の皆さま、この一言のいったいどこに、妻をイラッとさせる要因があると思いますか?

「え? 全く無いじゃん? やれって言うならまだしも、やらなくていい、って言っているんでしょ?」と思われる方がほとんどではないでしょうか。

では、妻の言い分を聞いてみましょう。「やらなくていいって…じゃあ、誰がやるの?」。溜まっている洗い物、放っておいても自然にきれいになるわけではありません。大量の洗濯物、乾いたら自動で畳んでくれる機械があるわけでもありません。結局やるのは他でもない、妻なのです。

夫がねぎらいのつもりで言った「やらなくていいじゃん」という一言は、妻にとっては無責任極まりない発言に聞こえるのです。

もし、本当にあなたが愛する妻に休んで欲しい、そう思うのなら、率先して家事なり育児なりを行なえばいいのです。お風呂を洗う、休日に子どもと公園で遊ぶ…。簡単なこと、できることでいいのです。たった1回でも行動してくれたほうが、口先だけのねぎらいの言葉を100個並べられるより、ずっと嬉しいものなのです。

ピンポイントでしか褒めない

料理上手な妻にかけた一言「料理は上手だよね」。妻が部屋の大掃除をしたら「お、今日は掃除頑張ったじゃん」…。とかく男性は、限定的な褒め方をしがちです。

夫にとっては、褒めたつもりでも、妻はそう捉えることができません。「それって、褒めてるようでけなしてるよね? そんな言葉に私は『ありがとう』って返事しなきゃいけないの?」これが妻の本音です。

妻のことを本当にねぎらいたいのなら、ピンポイントで褒めるようなマネはタブーです。逆の立場で考えてみてください。「この企画書だけはうまくできているな」「今回だけは営業上手くいったな」なんて褒め方を上司にされて、心から喜べますか?「他の企画書はよくなかったのかな」「いつもは営業ベタなのかな」なんて勘ぐってしまいたくなりませんか?

心から妻をねぎらいたい、そう思うのならわざわざピンポイントで褒める必要はありません。具体的な行動を褒める必要はないのです。「いつも頑張ってくれてありがとう」「何でもうまくやってくれて感謝してるよ」など、妻の行動全てを褒めてあげることが大切なのです。

「簡単なものでいいよ」

たとえば共働きで、妻より夫のほうが早く帰宅した場合。後から帰ってきた妻が慌てて夕食の支度をしようとしたときに「夕飯、簡単なものでいいよ」。これも妻をイラッとさせる一言です。

夫にとっては「忙しそうだから、手の込んだ料理は作らなくてもいいよ」と、妻をねぎらって声をかけたつもりでも、「簡単なものでもいいから、ちゃんと作れよ。料理はお前の仕事なんだから」という意識が見え隠れし、それが妻の神経を逆なでするのです。

中途半端にそんなことを言うのなら、黙っていてくれたほうがマシ。考えなしに発した一言が、妻の疲労感を倍増させてしまうこともあるので気をつけましょう。

いくら料理が好きな妻でも、疲れているときや忙しいときは、料理をしたくない、と思うもの。本当に妻をねぎらっているのなら、「今日は外食にしよう」「たまにはピザでも取ろうか」と言ってあげましょう。「簡単なものでよければ、僕が作るよ」なんて言ってくれたら、妻は最高に嬉しくなるはずです。

まとめ

夫はねぎらいのつもりでも、妻をイラッとさせる一言と、その理由をご紹介しました。男性の中には、「そんな風に捉えられていたなんて、夢にも思わなかった」と感じている人も多いのではないでしょうか。

とかく男性は褒めたり感謝の気持ちを表したりするのが苦手、という人が多いものです。妻をねぎらうのに何も上手い言い回しを使う必要はありません。妻に対して感謝の気持ちを持って、心を込めた「ありがとう」。その一言で充分なのです。

大中 千景

参考記事

母親として、妻として、そして、ひとりの女性として、人の心に寄り添うような文章を発信していきます。