九州北部を地盤とする電鉄大手の西日本鉄道(9031)は、2019年春に運行開始予定の観光列車について、ネーミング・車両概要・デザイン等が決定したことを発表した。

ネーミングは、観光列車の特徴を伝えるため、『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』とされ、筑後地方を中心とした沿線地域の新鮮な食材を列車内のキッチンで調理して提供する、“料理”にこだわった観光列車であることを表現している。

また、ロゴは、柳川の川下りや久留米の特産品、大牟田の産業遺産など、沿線を代表する豊かな資源や魅力を表現している。

車両ついては、約5億円の投資を行い、既存の 6050 形を、3 両編成、座席数 52 席に大規模改造する。また、2 両目には“窯”を中心とした大型キッチンを設置し、筑後地方を中心とした沿線地域の新鮮な食材を使用した、できたての温かく美味しい料理を提供するという。

なお、観光列車で提供する料理内容や、ダイヤの概要は2018年4月に発表予定である。今後も、同社の沿線地域の活性化および価値向上に取り組みに注目していきたい。

観光列車の外装デザイン

出所:西日本鉄道ニュースリリース

LIMO編集部