新年が明けてもう2週間が過ぎようとしていますね。あなたは、もう2018年の夢や目標を立てたでしょうか? 今日は「夢」を持つことの重要性をお伝えしたいと思います。

「夢」の大切さを象徴する先人の言葉

人間には「夢」や「目標」を持つことが絶対に必要だと僕は思っています。

「Boys be ambitious ! (少年よ大志を抱け)」っていう言葉、聞いたことありますか?

そうです。ずっと昔、今の北海道大学にあたる札幌農学校の教頭先生をしていたアメリカのクラーク博士が、日本を去るにあたって教え子たちに送った言葉です。

札幌の羊ヶ丘公園では、クラーク博士の銅像がこの名言とともに未来を指差して、いまも僕たちの未来を見守っています。

あなたは、絶対に成功する方法がたった1つだけあるとしたら、何だと思いますか? それは、クラーク博士がいうように「大志」、つまり「夢」を持つことなのです。

なぜ「夢」を持つと「運」を引き寄せるのか

なぜ「運」が「成功」をもたらすのか? そのメカニズムについて説明したいと思います。

夢というとイチローみたいなメジャーリーガーになりたいとか、大企業の社長になりたいとか、人気女優さんになりたいとか、とても叶いそうにない大きな夢のことを思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、僕らが生きている一般社会では、「そんなの無理、無理。もっと現実を見た方がいいよ」などと、夢を応援されるより、現実に引き戻されてしまうことが多いような気がします。

でも本当にそうなのでしょうか? 夢をもつことは無駄なのでしょうか?

たとえ叶いそうにない大きすぎる夢でも、僕は夢を追い続けることで、とても幸せで、充実した毎日を送れるようになると思います。だって、その夢は周りをも幸せな気持ちにする効果があるのですから。

僕たちが小さかった頃、アイドルになる、サッカー選手になる、って無邪気に夢を語ったことはないでしょうか? あなたの子供も、目をキラキラさせながら夢をあなたに語ってくれたことはないでしょうか?

僕はそんな我が子を見て、とても幸せな気持ちになったものです。きっと僕が子供だった時も、無邪気に夢を語る僕の姿を見て、両親はとても幸せな気持ちになってくれていただろうと思います。

なにも夢は大きなものでなくても構わないのです。そして、「夢は必ずしも叶えられなければ意味がない」というものでもありません。なぜなら、夢は持つこと自体に意味があるからです。

僕たちは、夢を持つと目標が定まって、それを何が何でも実現しようとすることで強いモチベーションが生まれます。

そういう強い目標意識をもって生きることができる人は、仮にその夢が実現しなくても、何の夢も目標もなしに生きている人とはまるで違うとても素晴らしい人生を生きることができます。

だから、人生を成功に導くのは「夢」の力なのです。でも人間は、年を重ねるごとに、いつしか夢を持つことを忘れてしまうようです。

子供の頃は無邪気に夢を語っていたのに、大人になると何故か、「夢が持てない」「目標が見つからない」「目標を持ち続けることができない」という人が大半を占めるようになってしまいます。

どうしてこうなってしまうのか?  それは、これまでの社会がタダで夢を与えてくれていたからじゃないか、と僕は思っています。

たとえば、義務教育の中でできるだけいい学校に入って、できるだけいい会社に入って、会社のビジョンを叶えるように懸命に働くということが、いつのまにか、なんとなく夢や目標のようになってしまっているような気がします。

さらに、そういう人は、自分以外の誰かによって与えられた選択肢のなかから、一番自分に合っていそうなもので、世間的にみても恥ずかしくないものを選ぶことになります。

たとえば、学校を選ぶときにも、与えられた進学情報の中から、「世間的に聞こえがよくて」「友達に自慢できる」「自分のレベルにあっている中の上くらいの」学校を選んだとしましょう。

これでは、自分の夢や、やりたいことを基準にしていないから、他の人と同じように、なんとなく社会に流されて生きていくことになってしまいます。

ある意味、流されて生きるっていうのは楽です。周りに合わせていればいいのですからね。だけど、そういう生き方は周りに反応しているだけだから成功はおぼつきません。

みんなが受験するから、親が勉強しろっていうから、先生がやれっていったから、みんなが就職するから、みんなが飲み会にいくから、とにかく反応して、反応して、反応し続けて一生を終える人がほとんどだと思うのです。

でも、自分の人生を手に入れて成功する人というのは、全部自分で考えて、夢を達成するための計画を具体的に考えて、その計画どおりにいくように自分から働きかけていくのです。

たとえば、あなたが周りに反応して「なんとなく」勉強をするのと、「自分は将来、世界で活躍できる獣医さんになりたいから、世界有数の獣医学部がある海外のあの大学に入る」という夢を持って受験勉強するのでは、かなりの違いがでてきます。

どちらが将来成功する人なのかといえば、絶対、後者の人だと思いませんか?

システム社会の中で生きてきた人や、与えられた選択肢から選んできた目標は、自分ではなく他人の価値観だから、当然、成功はおぼつかないし、幸せな気持ちになることも少ないと思います。

そして、今のようにタダで夢を提供してくれなくなると、自分で夢や目標意識を持たないといけなくなる。だけど、主体的な夢や目標を持ったことがないから、いつの間にか周りに流された人生を歩んでいることに気がつくわけです。

こういう人はたいてい運からも見放さてしまうはずです。だから、誰かから与えられる夢でなくあなた自身の「夢」を持つことが大事なのです。

「夢」を持てば、自分で自分の人生を選ぶことができるようになるし、目標意識が生まれ、あなたの毎日の生活を充実したものにしてくれます。

2018年、あなたはどんな「夢」を描きますか?

僕は、長年の夢だった「親子の絆が深まる本」をこの2月に出版することになりました。

魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう~起業家の父から愛する子へ33の教え~』(発売日:2018年2月6日)
 実業之日本社刊 浦田健著 定価1,500円(税抜)

親が子に財産を与えるのではなく、その知恵や経験を伝えることが本当の教育ではないでしょうか? 僕は今年この思いを本にして出版する「夢」が叶いました。

お互い、大きな「夢」を持って2018年を充実したものにしていきましょう!

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浦田 健