新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって発令された緊急事態宣言。休業やテレワークの普及で、自宅で過ごした人も多くいたことでしょう。しかし、医療従事者やライフラインを支える人たちは休むことなく働き続けています。私たちの生活を守るために働いている人たちを指す「エッセンシャルワーカー」という言葉も、コロナ禍の影響で注目されるようになりました。
生活の基盤ともなる、必要な業種であるにも関わらず「業種差別」が問題になっているようです。内閣官房より発表された「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年4月22日)」によると、施設内感染のイメージがある「病院」や「介護施設」「物流」関係に勤めている本人、または家族まで偏見や差別に苦しめられたという事例があるのだとか。私たちは、この問題に対してどう判断するべきなのでしょうか。