こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

未婚率上昇はもはや国が乗り出すような大問題です。そこで国立社会保障人口問題研究所というところでは定期的に「なぜ結婚しないのか?」という大変大きなお世話なテーマでアンケート調査を行っております。

その調査だと、「適当な相手に巡り合わないから」つまりよい出会いがないからと答える方が最も多いのです。

「適当な相手に巡り合わないから結婚しないんです」と回答する人が多いため、その問題を解決しようと婚活業界に乗り出す企業は増えました。市場規模は約500億円です。

でもね、婚活というとほとんどが男女のマッチングに特化したサービスだけなのですよ。

じゃ、実際に婚活サービスを使って結婚するのかというと別問題。婚活サービスで最も手厚いサービスの結婚相談所だってせいぜい2割ぐらいしか結婚しないのです。

多くの未婚者は自分が結婚しない理由は「出会いがないから」と思っていますが、実際は出会いはたくさんあるのです。そして、なぜ結婚できないかといえば「魅力がないから」。

今回はなぜ、自分の魅力のなさに気がつかないのかについて解説します。

自称「普通」のだらしない女性がブスと気づくまで

実は私も20代のころ自分を棚に上げて「いい男がいない」「仕事ばかりで出会いがない」と思っておりました。仕事でかかわる方に男性だって多くおりましたが、「私は女らしい性格じゃないし、言うこともきついから会社の男性とは無理」「酒を飲みすぎるからモテないんだ」と決めつけておりました。

それで掘り下げて考えているつもりだったのです。

自分のことを美人とは思っていないですが、「普通」と思っておりました。真面目に仕事をして、言われたことはこなしています。真面目なんだから結婚ぐらいするだろうと思っていたのですが、彼氏ができる気配もなく20代が終わろうとしていました。

肌は万年吹き出物ができており、「ニキビがあるから」という理由でノーメイク。帰ってビールを飲みながらスナック菓子を食べるというヤバい食生活の癖に、肌荒れの原因は「敏感肌だから仕方がない」と思っておりました。

いつも髪の毛がぼさぼさなのですが、それは「癖毛だから仕方がない」と思っておりました。今考えるとドン引きなのですが、髪の毛を自然乾燥していたのです。

世の中に、普通っぽいのに彼氏ができて結婚していく女性たちがいることはもちろん知っていました。その人たちはみんな「何もしていないよ」というのです。

だから、それを真に受けて自分もまったく何もしていなかったわけですが、その人たちにしたら髪の毛をブローするとか、美肌に気をつけて食事をするというのは特別なことじゃなく当たり前のことなのでしょう。

ブス時代の私は出勤する30分前に起床するような生活でした。それで朝ごはんは食べているので着替え、洗顔などの身だしなみにかける時間はトータル10分程度だったのではないかと思います。

そのだらしない生活から自分を変えることが辛かったです。

一番つらいのはスナック菓子を断つことでしたが、高い化粧品に変えたわけでもなく食事だけで肌はどんどんきれいになりました。眠くても朝は1時間前には起きるようになり、そうした生活改善の中で今まで自分が女として努力不足だったと気がついたのです。

一定の年齢になったら身だしなみの指摘は誰もしません。だから気づかなかったけれど、私は本当にヤバいブスでした。自分なりにちゃんとしているつもりでしたが、私の「ちゃんとしている」という基準は世間よりずっと低かったのです。

ブスだったと気がついてから訪れる3つの変化