大人になればなるほど、「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に口に出すのは恥ずかしい。特に夫に対して、愚痴や文句ならスラスラでてくるけれど、感謝の気持ちはなかなか言葉にできない…そんな方は多いのではないでしょうか。

でも、感謝されれば嬉しいもの。それはあなたのご主人だって一緒なのです。「いつもお仕事頑張ってくれてありがとう」「子どもと遊んでくれてありがとう」そして何より「一緒にいてくれてありがとう」。そんな気持ちをたまには言葉に出してみてはいかがでしょうか。

面と向かっては言えないけれど…

まずは主婦の皆さんに「夫に感謝するのは、どんなとき?」という質問を投げかけてみました。答えは千差万別。一部をピックアップしてご紹介しましょう。

「仕事でどれだけ嫌なことがあっても、それを決して家庭には持ち帰らないこと。周りの友人の話を聞いていると、仕事で嫌なことがあると、家で八つ当たりするっていう旦那さんが多いみたいで…。いつも家で穏やかな主人に感謝しています」

「釣りが趣味の夫は、釣ってきた魚を家で捌いて美味しく料理してくれます。もちろん後片付けも完ぺき!『好きなことをする時間をくれたんだから、これくらいは当り前』と言ってくれる夫にありがとう、ですね」

「仕事で疲れているのに、子どもをお風呂に入れてくれて、寝かしつけまでしてくれること。お礼を言うと、『そんなの父親だから当たり前じゃん』って言うけれど…やっぱり感謝しています。ありがとう」

「毎日『ありがとう』って言ってくれること。ご飯を作れば『ありがとう』、洗濯ものをたためば『ありがとう』、お風呂入ったよ、って声をかけると『ありがとう』。いつも『ありがとう』って言ってくれるので、家事も育児も頑張れます。『ありがとう』をありがとう、ですね」

「毎日元気に仕事を頑張ってくれることです。本当に主人には感謝しています」

「結婚してふたりの男の子に恵まれて。小学生男子ふたりとの毎日は騒々しいけれど、幸せ。こんな幸せな毎日が過ごせるのは、旦那がいてくれてこそ。口には出さないけれど、感謝の気持ちでいっぱいです」

「2年間の闘病の末、主人は亡くなりました。亡くなる前、病床で主人は私に手紙を書いてくれていました。付き合ってくれてありがとう。プロポーズOKしてくれてありがとう。結婚してくれてありがとう。可愛い子どもを産んでくれてありがとう…。

私へのありがとう、がたくさん書かれたその手紙は、今でも涙なしでは見られません。その手紙が、今でも私の生きる力になっています。心から私を愛してくれてありがとう、そう言いたいですね」

感謝されたいなら感謝するべき