では、家庭では、この「有給休暇の義務化」はどうとらえられているのでしょう?夫の有休休暇についての妻の意見を集めてみました。

・「夫の勤務はカレンダー通りなので、家族でのお出かけはいつも週末。遊園地やテーマパークにたくさん行きたいんですが、何処も混んでいるし、子どもがまだ小さいから大変で…。平日休んでもらえると、思い切ってテーマパークとかに行きやすいので、助かります。」

・「私は平日休みの職場で、夫は土日が休みの職場。お互いの職場の休みがとりやすい期間も違っていて、なかなか休みが合わないのですが、義務化なら、休みが合わせやすくなりそう…。ちょっと期待しています。」

・「夫は、自分の休みは家族と一緒に出掛けたい派。でも土日休みの職場なので、有給休暇をとるとなると平日。子どもは学校だから、有給休暇をとったときは、『夫婦で一緒に出掛けよう』って誘われるんですけれど、正直子ども抜きで夫といるのは苦痛で…。ひとりで好きなことをしていてくれるなら、いくらでも有給休暇使ってくれて構わないんですけれど。」

・「主人が家にいると仕事が増えるんです。ご飯を考えないといけないし、出かけるにも『どこ行くの。』っていちいち聞かれるし。特に趣味もないので、ずっとリビングでTV三昧。こちらは、いろいろ忙しいので、その姿を見るとイラっとします。だから主人が平日休みなんてストレスが溜まって…。義務化なんて、嫌がらせか何かかと思っちゃう(笑)。」

まとめ

働き方改革の一環ということで、導入された有給休暇の義務化。でも、まだまだ職場内に有給休暇をとりにくい雰囲気が残っているなど、課題も多いようです。
また、家庭内での捉え方もさまざま。まだまだ一長一短という感じなのかもしれません。

LIMO編集部