お財布がきれい

「お財布はお金のお家だからキレイに保つ」ことが、お金を呼び込むなんて、迷信のような話を耳にすることもあるのではないでしょうか。

ですが、これはあながちウソでは無いのです。

お財布がキレイということは、普段からお金の「管理」をしっかりしているという表れです。自然とお財布をキレイに保てている人は、お金が貯まりやすい傾向にあります。

家計簿をつける

「だいたいこの位だろう」というどんぶり勘定では、お金をしっかり管理しているとは言えません。

家計簿は、いわゆる家でのお金の流れを具体的に把握する最も身近な手段です。この家計簿を毎日つけている人は、お金の「管理」が行き届いている人と言えるでしょう。

好奇心の強い人

お金の管理を行うために、家計簿や帳簿をつけることが大切だと認識している人は多いでしょう。
ですが、それがなかなか面倒くさい…そして結局は、「家計簿をつけ始めても長続きしなかった」というようなことは、多くの人に心当たりがあるのではないでしょうか。

今では誰でも持っているスマートフォン(スマホ)。

このスマホのカメラでレシートを撮るだけで、簡単に家計簿をつけることができるアプリが登場しています。ITやAIなど、日々変化している新しい文化に興味を持つことで、自分が求めている情報をいち早く得たり、お金を有効活用する方法が分かったりします。

情報を「知っている」または「知らない」というだけで、生活にも大きな差が出てきます。
新しいことにもどんどん興味を持つ人は、お金の上手な活かし方や効率化させる方法などもいち早く知ることができるでしょう。

ストレスを貯めない「メリハリ支出」

お金の貯まりやすい人の特徴をご紹介しましたが、お金を貯めることだけに懸命で、かえってストレスを貯めてしまっては本末転倒です。

ここでは我慢をせず、必要な出費を行うことでストレスフリーで貯蓄を進める「メリハリ支出」のコツをご紹介します。

「質」は落とさず、回数でコントロール

家計の中でも大きなポイントである「食費」。この食費を削ったり、たまの外食すら許さない……そんな生活では息が詰まってしまいます。

食事は家族のコミュニケーションとして大事なポイント。そして、身体の健康にもつながるものです。

例えば、外食の回数を減らす、2日に1回行っていた買出しを3日に1度にする、外出時に買っていた飲み物は水筒持参に変更…など、回数をコントロールすることで、食事の内容的な質は落とさず、食費をコントロールすることができます。

クレジットカードからデビットカードに変更

クレジットカードを普段の買い物から利用されている方は、デビットカードや電子マネーに変更してみてはいかがでしょうか。

クレジットカードは手元に現金がなくても買い物ができるため、たしかにとても便利ですが、勘違いしてはいけないのは、それは借金していることと同じ意味であるということです。

その点、電子マネーやデビットカードは、自身が持っている資金の範囲内での利用になります。あくまで、自分が保有している資金の範囲でのやりくりになります。

デビットカードの利用方法は、いままでのクレジットカードと変わりません。使いすぎ防止の意味も含め、ついついクレジットカードを使いすぎてしまう人は、デビットカードや電子マネーカードへのシフトをおすすめします。

「時間」をコントロールして有効活用

最近は共働きのご夫婦も増えています。そのため、家のなかのことが疎かになってしまい、ストレスの原因となるご家庭も少なくありません。

そのような場合には、家事代行サービスや便利な家電グッズなどを導入し、回らない家事のストレスを解放しましょう。最近では多くの代行サービスがありますし、家事の負担を軽くしてくれるさまざまな家電商品が発売されています。

「そんな代行サービスや高価な家電なんて、贅沢できない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、何事も自分1人で頑張りすぎることなく、頼れるものには頼る姿勢も必要です。

正しいお金の使い方を把握して、ストレスフリーな貯蓄ライフを!

いくら将来が不安だからと言って、お金を貯めることだけに集中してしまい、大事なものを見失ってはいけません。お金は私達が幸せに暮らすための、あくまで一手段でしかありません。

必要なものにはちゃんとお金を使い、その上できちんとお金の流れを管理することが大切なのです。

ストレスを貯めず、自分が笑顔でいられる貯蓄ライフを過ごして頂ければと思います。

【参考】
「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(平成30年)平均結果―(二人以上の世帯)」総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部