子供との時間をたくさん持てるようにと駄菓子屋を始めたねこねこむさん。しかし、それは次女が生まれてからの話で、現在小学校3年生の長女が幼稚園に通っていた頃は、まだ外に働きに出ていました。

長女を幼稚園に預けた後は、子どもの送迎ついでに、幼稚園の周囲で立ち話をしているママさんたちを横目に、ダッシュで職場に向かう日々。当然、他のママさんとお知り合いになったり、ましてやランチだなんだとお付き合いをするような時間の余裕などありません。だからママ友という存在はいませんでした。

幼稚園からのお知らせはプリントが届きましたし、そのほかの園情報も、登録しておけばメールが適宜配信されます。長女を幼稚園に通わせる中で、ママ友がいない不便さを特に感じたことはありませんでした。

しかし…。長女の小学校入学と共に、その影響が徐々に現れ始めました。

ねこねこむさんの住んでいる地域では、小学校入学前に『新入生歓迎会』なる催しが開催されるのですが、お知らせのプリントには、開催場所が近所の公民館である旨と、開催日時、集合時間が記載されているだけでした。気軽に遊びに行く感覚で、指定の時間に、親子どもども普段着で公民館を訪れたねこねこむさん。なんと、長女以外の子たちは、全員制服を着用しているではありませんか!「ええっ⁈ ドレスコードがあるなんて、どこにも書いてなかったじゃない!」と慌てたねこねこむさん。

そして、いざ小学校に入学すると、さらに同じようなことが続きます。学用品の指定販売店の案内では、地図なしのプリントに「追加注文は〇〇で」と書かれているだけ。学校行事のお手伝いなどの案内もざっくりとした情報と「わからないことは係の△△さんに聞いてください」というコメントがかかれているだけ。〇〇というお店がどこにあるのかも、△△さんが誰かもわからないねこねこむさんの頭の中は、ハテナでいっぱい。でも、周囲のママさんたちを見ると、プリントには書かれていないことを皆、ちゃんと知っていて、当たり前のようにやっているのです。

…なんでみんな知っているんだろう?私にだけ、もらっていないプリントでもあるの…?

思わず疑心暗鬼になるねこねこむさんでしたが、しばらくして、様々な小学校生活に関する暗黙ルールが存在しており、それらがママ友同士の情報交換によって伝えられているということを理解します。また小学生は子どもだけで遊ぶ機会が増えるので、何かがあった時のために、お互いの親が、ある程度のコミュニケーションをとっておかなくてはいけないということも…。

駄菓子屋をやっているということで、お客さんから情報を入手ができることもあるものの、今でも特別なママ友はいないというねこねこむさん。「どうしても必要なことは、あまり親しくないママさんでも、『教えてください』と頑張ってお願いするのですが、人一倍人見知りな私には、これがとても勇気のいることで…。ママ友がいないと情報が手に入らないなんて、たびたび心が折れそうになります…。」と語ってくれました。

駄菓子屋さんの育児日記の第11話もお楽しみに!

【マンガ記事】駄菓子屋さんの育児日記!

お子さんとの時間を増やしたいという思いから駄菓子屋を始めたママ、ねこねこむさんと2人のお子さんの育児日記。珍事件続出の駄菓子屋ねこねこむさんの育児は、笑いあり涙あり、でもやっぱり笑っちゃう毎日です。

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