「寒くなってからでいいか」。木枯らしが吹く頃になって、ようやく冬用のダウンを検討し始めるという方は少なくないはず。

ただ、各ショップに冬物が入荷するのは、意外と早かったりするものです。つまり、いざ探し始めた時には「欲しいダウンジャケットは売り切れていた…」なんてことも起こり得る。加えて、今年の場合は増税も控えているので、すぐにでも目星を付けておきたいところ。

実際、各ショップには「主役級のダウン」がすでにデリバリーされているようです。ショップスタッフが薦める3品を早めにチェックしておきましょう。

ルックスも機能性も申し分なし

「とにかくスタイリッシュにダウンを着たい」。そんな方にオススメなのは、〈ALLTERRAIN〉のハイスペックモデル「MOUNTAINEER」。滑らかな肌触りと微かに光沢感のある上品な生地感だけでなく、熱接着ノンキルト加工によって、ダウン特有の縫い目をなくしたスマートなルックスが魅力の一着。

ノンキルト加工による機能面でのメリットも見逃せません。縫い目をなくすことによって、ダウンの羽根が抜けることなく着用が可能。「タウンユースに一番適したモデル」と提案スタッフが語る一着をぜひお見逃しなく。

“オーロラ鑑賞”にも行けるゴアテックスダウン

「デザインはもちろん、極限までスペックを追求したい」という方は、〈HOSU〉が〈Foxfire〉に別注を依頼した3WAY仕様の一着はどうでしょう。コンセプトは“オーロラ鑑賞に耐えられるジャケット”というから頼もしい。

悪天候の極寒地にも対応できるよう、アウターシェルにはゴアテックスを採用。また、フードに天然ファーをあしらった理由は「氷点下でも凍りつくのを防ぐため」なんだとか。もちろん、撥水加工を施したダウンの性能も抜群。「どんな状況でも寒い思いはしたくない」という方はぜひご検討を。

「昨年は即完売」。ミリタリー好きは見逃せない

「性能にはこだわりつつ、一味違うデザインのダウンが欲しい」という方は、〈STAMMBAUM〉の一着もチェックしておきたい。カンのいい方ならお気付きのとおり、デザインのベースはいわゆるモッズコートとも呼ばれる「M-51パーカー」。

そもそも、ドイツ語で「系譜」を意味する同ブランド。歴史的な背景を持つ“ミリタリーの名作のデザイン”と、“国内有数のダウンジャケット工場の技術力”を繋いだ一着です。高品質なハンガリーグースダウンをぜいたくに使うなど機能面も抜かりなし。「昨年はすぐに完売した」とのことですので、気になる方はお早めに。

あとがき

大物アウターの筆頭格とも言えるダウン。どうせ買うなら増税前のほうがいいですよね。今年はちょっと早めの検討が吉ですよ。

FACY