ブラック企業で働かないためには、「ブラックとはそもそも何か?」を知ることが大切です。

安全衛生優良企業マーク推進機構は、ブラック企業の定義を「コンプライアンス(法令や規則)を遵守していない企業のこと」としています。「コンプライアンスを遵守していない」とは、主に以下のことを指します。

1、労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
2、賃金不払残業
3、パワーハラスメントの横行

そのほかに、以下の特徴がある会社も要注意です。

離職率が高い

離職率が高い会社は、常に人手不足の可能性があります。そのため、残った社員に仕事の負荷がかかり、長時間労働が当たり前になっていることがあります。

定期的に求人が出ている

社員が常に辞めていく会社には、それなりの理由があるものです。また、採用背景が「業績拡大」のためではなく、売上が伸びていない場合は過度な労働を強いられる可能性があります。

また、厚生労働省が発表している「ブラックリスト企業」をみると、労働基準法に抵触している企業の一覧を確認することもできます。

ブラック企業を見分けるには、まずは疑ってみること

ブラック企業に身を置いていると、「この環境が当たり前」になってしまうことがあります。しかし気づいたら、体力的にも、精神的にも疲れ果てていた、ということは少なくありません。

「少しでもおかしいな?」と思ったら、まずは自分の環境を疑ってみてください。また、今回の記事を参考に、ブラック企業に入らないためのポイントも改めて押さえておきましょう。

【参考】
安全衛生優良企業マーク推進機構
厚生労働省「労働基準関係法令違反に係る公表事案(平成30年8月1日~令和元年7月31日公表分)」
 

LIMO編集部