「気づいたら精神的に追い込まれていた」という人は、少なくありません。この場合、ブラック企業に勤めている可能性が高いです。今回は、ブラック企業の実例を紹介するとともに、気をつけたい上司や会社の特徴を紹介します。

身近な上司や同僚も「ブラック」の根源になる

心身ともに限界を感じて、ブラック企業の退職を決意する人は後を絶ちません。

たとえば、建設会社で現場監督をしていたAさんは、「22営業日で33連勤」というムリのある働き方をさせられ、退職しました。夜勤シフトを強制させられ、上司に休みを申請すると、「お前の代わりはいくらでもいる」と言われたということです。

金融機関で働いていたBさんは、先輩の陰湿な悪口でうつ状態になり、会社をやめました。となりの席の6歳上の男性社員から、「なんでそんなに頭が悪いの?」「一回死んで人生やり直してこい」といった暴言を、日常的に吐かれていたといいます。

働き方に問題がある企業は、たしかに「ブラック」といえます。しかし、ほかの社員の心を蝕む上司や同僚がいる会社も、間違いなくブラック企業の特徴といえるでしょう。

避けるべき上司・同僚の特徴

上司や同僚の行動に「おかしいな?」と少しでも感じたら、「逃げる」という選択肢を考えてください。とくに、以下のような上司や同僚には要注意です。

「聞くだけ」の上司

悩みを相談しても、「わかった」「伝えておく」と放置する上司はキケンです。面倒くさいことには見向きもしないため、いざというときに助けてもらえない可能性があります。

部下を怒鳴る上司

いわゆる「体育会系」の上司にも注意が必要です。本人は叱咤激励の意味で投げかけた言葉でも、部下の自尊心を著しく傷つけています。

二面性がある同僚

上司の前ではよい顔をして、同僚や後輩には態度を一変させる同僚にも要注意です。こういったタイプの社員は、自分の評価をあげるために、周りの社員の評判を意図的に落としにかかることがあります。

ブラック企業に入らないようにするには?