株式市場の振り返り-日経平均株価は10連騰でストップ、終値で再び22,000円割れ

2019年9月18日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,960円(▲40円、▲0.2%) 11日ぶり反落
  • TOPIX 1,606.6(▲7.9、▲0.5%) 9日ぶり反落
  • 東証マザーズ株価指数 845.2(▲4.4、▲0.5%) 反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:602、値下がり銘柄数:1,466、変わらず:82
  • 値上がり業種数:7、値下がり業種数:26
  • 年初来高値更新銘柄数:79、年初来安値更新銘柄数:4

東証1部の出来高は12億2,105万株、売買代金は2兆2,374億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。17日から始まるFOMC、18日から始まる日銀金融政策決定会合という大きな金融イベントを控えて様子見スタンスが強まりました。

ただ、今回のリスクオンモードが一気に大幅減退したわけではなく、売買代金は2兆円を下回ることなく引けています。

そのような中、日経平均株価は狭いレンジ内での推移となりました。寄り付き直後に一時+26円高となりましたが、後場寄り後には一時▲59円安となる場面が見られています。結局、後場はプラス圏に浮上することなく、終値は小幅安ながら11日ぶりの反落となりました。

ちなみに、今回の日経平均株価10連騰は歴代第10位の記録でした。また、アベノミクス始動後で見れば、2017年10月2日~24日に掛けて記録した16連騰(注:これは連騰最長記録でもあります)、2015年5月15日~6月1日に掛けて記録した12連騰に次ぐものです。

なお、TOPIXも同じような値動きで9日ぶりの反落となり、下落率は日経平均株価を大きく上回りました。これは中小型株を含め全般的に売りが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は30日連続で1,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は4,314万株、売買代金575億円となり、いずれも概ね前日並みでした。新興市場では個人投資家の物色意欲が続かず、商いに回復の兆しが見えません。売買代金は30日連続で1,000億円を下回りました。

また、株価指数も反落となり、900ポイント回復が再び遠のいた感じです。引き続き、今後の展開は個人投資家の投資マインド回復次第と言えましょう。

ソニーが5日ぶり大幅反落、任天堂とアサヒグループHLDが年初来高値を更新

個別銘柄では、NTTドコモ(9437)が13日連続で年初来高値を更新し、日本電信電話(9432)とKDDI(9433)も連日で高値更新となりましたが、その直後から売りに押され、これら3銘柄の終値は下落しました。加えて、楽天(4755)とソフトバンクグループ(9984)など他の通信株も売られています。

また、自動車株が一斉に反落し、マツダ(7261)、ホンダ(7267)、いすゞ自動車(7202)などが大きく値を下げ、年初来高値更新を続けていたトヨタ自動車(7203)も下落しました。

さらに、ハイテク株ではソニー(6758)が大幅安で5日ぶりに反落し、シャープ(6753)や日本電産(6594)も大幅下落となっています。

その他では、小売り株でローソン(2651)、高島屋(8233)、ツルハホールディングス(3391)が大幅安となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株も冴えない値動きで終わりました。

一方、ファナック(6954)とファーストリテイリング(9983)が値を上げ、花王(4452)が大幅高となり、信越化学工業(4063)は年初来高値更新で引けました。また、任天堂(7974)に引き続き見直し買いが入り、再び年初来高値を更新しています。

その他では、20日から日本で開幕するラグビー・ワールドカップに絡み、訪日外国人客(特に旧大英帝国圏)の増加と合わせ、ビールの消費量が激増するという観測が湧きたち、ビール関連株が物色対象となりました。

ただ、ハブ(3030)が急騰し、アサヒグループホールディングス(2502)は年初来高値を更新したものの、キリンホールディングス(2503)とサッポロホールディングス(2501)は値を下げる等、明暗が分かれたようです。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅反落となり、ユーザベース(3966)やインターネットインフィニティー(6545)も大幅下落となりました。一方、サンバイオ(4592)が大幅続伸となり、ミクシィ(2121)も堅調に推移しています。

葛西 裕一