相手からは気に入られつつ、適度に甘えて、義両親と良好な関係を築く…。そんな「可愛い嫁」を続けるのは、そう簡単なことではありません。なかには、「ちょっと甘えてみようかな」と思って頼んだことにより、義両親に負荷がかかっていた…というケースもあるようです。

ほどよい距離を保つためには、どのような点に注意しながら関わるのが正解なのでしょうか。妻たちの実体験をもとに、「可愛い嫁」でいるコツを探ってみましょう。

「甘え上手」を狙った妻たちの失敗談

姑に遠慮してばかりだと、「よそよそしいわね」「私には頼めないの?」と思われてしまうかもしれません。一切頼らないのではなく、ほどほどに甘えるのが「可愛い嫁」の特徴ともいえるでしょう。しかし、あまりに頼りすぎて失敗したケースもあるようです。その失敗談を聞いてみました。

・「近所に住んでいる姑が、『保育園の送迎はまかせて。うちで預かることもできるわよ』といってくれました。そこで、時々お言葉に甘えていたんです。

でも、体調不良で登園できない子どもを預けるのは失敗でした…。子どもはすっかり不機嫌になってしまい、朝から夕方までグズリっぱなし。うんざりした姑に、嫌味までいわれてしまいました」

・「頻繁に2人で出かけるほど仲が良かった、姑と私。まるで友達のような関係だったので、『悩みができた時はお義母さんに聞いてもらおう』と思っていました。

そんな矢先、どうやら夫に女性の影が…。さっそく姑に相談したところ、『息子を疑っているの?』と否定されてしまったのです。どんなに仲が良くても、さすがに息子の女性関係の話は避けておくべきでした」

義実家からの口出しには夫婦で対応を

育児に協力的な姑がいる一方で、「子育てはこうしなさい」「妻はこうであるべき」といった考えを押し付けられるケースも珍しくありません。専業主婦が主流だった過去を基準にして、「仕事はせずに家のことに専念しなさい」「子どもが大きくなるまでは働かないで」と告げる姑もいるようです。

今では、共働き世帯もかなり増えてきています。義両親の意見に従おうとしても、経済面や育児面で無理が生じることもあるでしょう。「どうすればいいのだろう」と1人で頭を抱えていると、ストレスがどんどん膨らんでしまいます。

そこで、家計の状況や家事育児の分担などを、夫婦で話し合っておきましょう。どうしても義両親の意見に納得できないときは、夫に代弁を頼むのもいいですね。「義両親のいいなりにならなければ」と思い込む必要はありませんよ。

「妻らしさ」にこだわらなくてもいい