個別銘柄では、ファナック(6954)とキーエンス(6861)のFA株が大きく値を上げ、SMC(6273)や安川電機(6506)など機械株も総じて大幅高となりました。

また、ハイテク株では半導体関連を中心に買戻しが進み、東京エレクトロン(8035)、HOYA(7741)、アドバンテスト(6857)などが年初来高値を更新し、信越化学工業(4063)も高値更新で引けています。ただ、アドバンテストはその後売りに押されて終値は下落しました。

さらに、同じハイテク株では、ソニー(6758)が再び年初来高値を更新し、オリンパス(7733)は7連騰の年初来高値更新で引けています。

その他では、NTTドコモ(9437)が7日連続の年初来高値更新となり、任天堂も再び高値を付けたことが目を引きました。

なお、消費増税で苦戦が予想されるファストフード株も買い戻される中、日本KFCホールディングス(9837)が年初来高値を更新したのも注目を集めました。

一方、ファーストリテイリング(9983)が軟調に推移し、ソフトバンクグループ(9984)とKDDI(9433)は続落となりました。

また、自動車株の一角も冴えない値動きとなり、日産自動車(7201)、ホンダ(7267)、スズキ(7269)などが小幅に値を下げています。

新興市場(東証マザーズ)では、アンジェス(4563)が大幅安となり、そーせいグループ(4565)、サンバイオ(4592)、窪田製薬ホールディングス(4596)など医療バイオ株が軒並み値を下げました。一方、ジーエヌアイグループ(2160)が爆騰となり、年初来高値を更新しています。

葛西 裕一