塾が終わる時間に合わせてお父さん・お母さんが迎えに行くのが一番安全なのですが、迎えに行けない場合もあるかと思います。

そんな時に、一人で帰宅するこどもが危険から身を守るために必要な訓練についてご紹介します。

大声をだす

普段から大きな声を出す練習をしていないと、いざ!という時にはなかなか声が出ません。一番いい練習方法は、カラオケボックスで大きな声を出しながら好きな曲を歌うことです。カラオケはお腹の底から声を出すので大声を出す練習に向いています。

また、車の中で「ワァー」「キャァー」と叫ばせてください。「そうやって大きな声を出すんだよ!」と教えてください。

全速力で逃げる

全速力で逃げる練習をさせましょう。公園でもいいですし、家族で出かけて自然の中でかけっこをするのもいいです。

一番いいのは、昭和のこども達がやっていた「缶蹴り」や「鬼ごっこ」を取り入れて楽しい遊び感覚で走る練習をするといいですよ。

スマホの操作

キッズケータイは、普通のスマートフォンにない機能があるので必ずスマホの操作ができるように実践をさせておいてください。いざ!という時に使い方がわからなければ、せっかく持たせたキッズケータイも意味がありません。最低でも「緊急通報の仕方」「防犯ブザーの鳴らし方」ができるように練習をさせてください。

まとめ

塾や習い事で帰りが遅くなるこども達にはいろんな危険が潜んでいます。今回は、塾で帰りが遅くなるこどもの安全を確保するために、お父さん・お母さんに教えて欲しい「心構え」と「備え」についてご紹介してきました。

これまでの内容をまとめます。
・心構えとして「イカのおすし」を普段から教えるようにしましょう。
・「防犯ブザー」「フラッシュライト」「キッズケータイ」を持たせましょう。
・「大声をだす」「全速力で逃げる」「スマホの操作」を練習させましょう。

ぜひ参考になさってください。

蔵田 哲郎