株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続伸、終値は21,200円にわずかに届かず

2019年9月6日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,199円(+113円、+0.5%) 4日続伸
  • TOPIX 1,537.1(+2.6、+0.2%) 続伸
  • 東証マザーズ株価指数 855.5(▲1.7、▲0.2%) 小反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:921、値下がり銘柄数:1,124、変わらず:106
  • 値上がり業種数:17、値下がり業種数:16
  • 年初来高値更新銘柄数:46、年初来安値更新銘柄数:12

東証1部の出来高は11億4,802万株、売買代金は2兆901億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。米中貿易摩擦問題に対する警戒心が緩和したこと等から、前日に続きリスクオンモードが高まりました。ただ、米国の雇用統計発表を控えた模様眺めに徹する投資家も少なくなく、売買代金はかろうじて2兆円を超えた水準に止まっています。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。寄り付き直後は一時+59円高と伸び悩みましたが、前場の終盤には一時+155円高まで上昇する場面も見られました。その後は上げ幅を縮小しましたが、大引けに掛けて盛り返して4日続伸で引けています。終値は21,200円まであと一歩のところでした。

なお、TOPIXも同じような値動きで続伸となりましたが、上昇率は日経平均株価を大きく下回りました。これは、大型株への買戻しが優勢だったことを示唆していると考えられます。

東証マザーズ株価指数は小反落、売買代金は23日連続で1,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は5,924万株、売買代金575億円となりました。出来高は前日より小幅増加となりましたが、売買代金は横ばいでした。前日はややリスクオンモードが高まったものの、個人投資家の物色意欲が続かず盛り上がりに欠けた商いとなっています。売買代金は23日連続で1,000億円を下回りました。

また、株価指数も小反落となり、上昇が続いた大型株式市場と明暗が分かれた形です。週明け以降の展開も、個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

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