子どもが何人いたって、親はみんなが可愛いと感じるもの。ところが、下の子を妊娠中、また産後に上の子が可愛く思えなくなってしまうことがあります。いわゆる「上の子可愛くない症候群」ですね。あれだけいとおしく感じている子に、こんな感情を抱くなんて…ママとしても困惑してしまいます。

今回は、そんな症状に悩む人たちの声と、解決へのヒントをお伝えします!これから下の子が生まれるという方も、事前にチェックしておきましょう。

「上の子可愛くない症候群」の体験談

「下の子が生まれたら上の子を優先」と言われますね。これがなかなかスムーズにできないものです。下の子のお世話に追われる中で、上の子が赤ちゃん返りをするケースもあり、接し方が難しくなるのです。焦りを感じるママの体験をご覧ください。

・「2人目の出産後、上の子が赤ちゃん返り。分かっているから対応してあげていますが、『自分でできることは自分でやってほしい』という気持ちが出てきてしまいます」
・「2人目が生まれたら、まだまだ小さいはずの長女が大きく見えるように。つい大人のような接し方になってしまいました」
・「駄々っ子に困惑し、赤ちゃんがいるんだからお姉ちゃんらしくしてほしいと思ってしまいます。本当は、子どもが自分の意志を伝えてくれているだけなのに」

育児に追われていると、つい下の子を優先してしまったり、上の子の相手をする余裕がなくなったりしてしまうもの。その結果、言葉が理解できる上の子にストレスを感じてしまうママも少なくないようです。

「上の子を可愛いと思えなくなる」その理由はどこにある?

上の子に対するこのような気持ちは、本能的なものでもあるようです。母親は生んだばかりの一番小さな子をお世話する必要があり、人間も動物ですのでこのような面が出てくるのでしょう。お子さんが3人目、4人目の場合は、長子よりも生まれた子のすぐ上の子に対してこの感覚が起こる可能性もあります。葛藤を感じたり悩んだり。それでも本能やホルモンの影響だと考えれば、罪悪感を抱くこともありません。このような感覚があったとしても下の子が成長するにつれ、次第に落ち着いていくものです。

思わずホロリ「上の子可愛くない症候群」乗り越えエピソード