もうすぐ夏が終わります。「洗濯物が乾きやすい、失敗して濡れても冷えにくい、来春の幼稚園/保育園への入園を見据えても余裕がある、トイトレに最適な季節は夏!」と言われているため、1~3歳児ぐらいでチャレンジしている子どもも多いでしょう。でも、なかなか思うように進まず、悩んでいるママやパパもいるかもしれません。

ここから紹介するのは、申し訳ないのですが、成功例ではありません。「夏にオムツを外さなきゃ!」「○歳までにトイトレ完了しなきゃ!」「ママ友やネットは『こういうふうにすれば、トイトレは進む』って言うけど、全然うまくいかない!」と焦りながらも、親子で奮闘してきた我が家のトイトレの歩みを記したいと思います。

オムツ脱出組が出始めると焦りも

筆者の娘は0歳児から保育園に通っています。よく「保育園に通っていると、保育士さんの上手な指導や周りの友達の影響で、トイトレはスムーズに進む」という話を聞いていたので、最初はのんびりと構えていました。1歳児クラスからは保育士さんが規則的にトイレに座らせてくれるので、出たり出なかったり……という経験を積み始めていたのですが、秋頃からオムツ脱出組が続々と現れはじめたのです。

最初は、兄弟がいる子のトイレの成功率が上がりだし、それを見て周りの子も「パンツにしたい!」とがんばるという相乗効果が生まれていたのですが、我が子は至ってマイペース。「パンツはかわいいよ~」「○○ちゃんと一緒だよ~」などといった声掛けもどこ吹く風で、「この子には一般的な方法が通用しない……」と、少し焦りだしました。

2歳児クラスからは、保育園を転園したので、我が子が馴染むのを待ちつつ、保育士さんの「そろそろ、どうでしょう?」という言葉もあって、夏の終わりから本格的なトイトレをスタート。夏が誕生日の我が子、すでに3歳になっていました。「一般的」にはトイトレが済んでいる子どもが多いと言われる年齢です。

それでも、保育士さんの「子どものペースで大丈夫!」という言葉や、上の子がいるママの「必ず外れるから大丈夫!」という言葉に、もちろん親として促すことは大切だけれど、「一般的」に縛られることはないと思えました。

失敗を繰り返しながら何年もかけて進んだトイトレ