個別銘柄では、先週の“トランプ砲”の影響が円高進行という形で残り、輸出関連株を中心に大幅下落となりました。自動車株では、先週末に決算を発表したホンダ(7267)を始め、日産自動車(7201)、マツダ(7261)、スズキ(7269)、三菱自動車(7211)がいずれも連日で年初来安値を更新しました。

また、ハイテク株では先週末に決算発表を行ったパナソニック(6752)が年初来安値更新となり、精密機器株ではニコン(7731)とキヤノン(7751)が安値更新で引けています。

その他では、日本製鉄(5401)など鉄鋼株の下げがきつく、とりわけ、先週末に通期業績予想を下方修正した神戸製鋼所(5406)が▲16%弱安の暴落でストップ安となったのが目を引きました。

一方、数少ない値上がり銘柄の中では、取引時間中にQ1決算を発表したSUBARU(7270)が、大幅増益を好感されて一時+5%超高の急騰となりました。

また、特にニュースはなかったものの、コンビニ株が買い戻されてセブン&アイ・ホールディングス(3382)とローソン(2651)が大幅高となり、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)もザラバで年初来安値を更新した後は上昇に転じて引けています。

新興市場(東証マザーズ)では、そーせいグループ(4565)が大幅高で年初来高値を更新し、手間いらず(2477)も高値を付けました。一方、ジーエヌアイグループ(2160)は暴落してストップ安で引けています。

葛西 裕一