事業の拡大に「他人の力」を活用する方法

ストックビジネスを一気に作るドミノの先頭探し

成長し続けるビジネスの仕組みである「ストックビジネス」についてお伝えしていく本シリーズ。今回は、ドミノ倒しのように、一気に新しい事業を成長軌道に乗せるためのアプローチについて考えます。

* * * * *

このところ私は、最も注力している事業のコンセプトビジョンを描いています。目的はドミノ倒しの「最初のドミノ探し」です。

私が注力しているのは駐車場関連事業。これは(株)ハッチ・ワークの新規事業として開始してからすでに5年経っていますが、実はここまでは準備期間と言っていいくらいビジネスモデルのチューニングを行ってきました。

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まだ世にないサービスは、競争相手がいない代わりに何度も市場で確認してチューニングすることが必要です。この作業には根気も資金もかかりますが、ここが参入障壁にもなるので言わば勝負の分かれ目となる重要なポイントです。

そうして競争力を高めるために年に一つはサービスの追加を行いますが、それを5年も続けると家を増築し続けたような状態になってきて、初期のコンセプトが古くなるのが普通です。

そこで改めてコンセプトの再定義が必要になります。

これを私が携わっている経営者コミュニティーの「ストックビジネスアカデミー※1」では、コンセプトのリノベーションという言い方をしています。それを今回は、新しい方法で試してみました。夢を実現するための「ドミノの先頭」を見つけたいとの強い思いからです。

そう考えるに至った理由にも簡単に触れておきましょう

「他人の力」を利用してビジネス拡大を加速する

先日、シャンプー・ブローの通い放題をサブスク(定額サービス)で提供する「MEZON※2」の石黒副社長からすごいことを教えてもらいました。

なぜ、MEZONというシャンプー&ブローのプラットフォームサービスが1年足らずで劇的に成長し、マスコミに連続で取り上げられるまでになったのかを石黒氏に聞いたところ、その成功要因の一つが「ドミノの先頭にフォーカスして行動」したからだというのです。つまり、運ではなくすべて計算ずくの成功というわけです。

事業の立ち上げ時期は「他人の力」を活用することで拡大のスピードが速まります。

ドミノ倒しをイメージしてください。最初にどのドミノを倒すかによって初期の加速は劇的に違うと思います。では、そうしたドミノの先頭はどうやったら見つけられるのか。

この「ドミノの先頭」を見つけるのに、本来はコミュニティー運営のビジョンを探すために使われるフレームを試してみました。コミュニティーは他人を巻き込む要素があるのでドミノ探しには適していそうです。

まず、以下のものを書き出してみます。

  • 叶えたい夢
  • それをしたい理由
  • 現実とのギャップ
  • それを解決するアイデア
  • 実現に必要な他人の力

たったこれだけなのですが、まさに商品サービスが出来上がる手前でこれをやるのは効果が高いと思います。

ここで注目してほしいのが、最後の「実現に必要な他人の力」です。ついつい自分たちができることは何かを考えがちですが、それをあえて他人の力で実現しようと考えるところがポイントです。

「他人の力」をどう見つけるか

参考記事

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大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身、株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO、株式会社ストック総研 取締役会長
20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。
40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。
経営者塾ストックビジネスアカデミーではストックビジネス構築を指導。
近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。

 

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