子どもが何人いたって、親はみんなが可愛いと感じるもの。ところが、「下の子が生まれてから、上の子が可愛いと思えなくなった…」というケースもあるようです。

これは、いわゆる「上の子可愛くない症候群」。親としては、「平等に愛してあげたいのに」「母親がこんな感情を抱くなんて」と焦りを覚える人もいるかもしれません。

今回は、そんな症状に悩む人たちの声と、解決へのヒントをお伝えします!これから下の子が生まれるという方も、事前にチェックしておきましょう。

「上の子可愛くない症候群」の体験談

まずは、「上の子可愛くない症候群」の具体的な事例をみてみましょう。「上の子が可愛いと思えない」と感じたママたちのエピソードを集めてみました。

・「2人目が生まれたら、まだまだ小さいはずの長女が大きく見えるように。つい大人のような接し方になってしまいました」

・「つべこべ言わず、親の指示に従ってほしいと思ってしまいます。本当は、子どもが自分の意志を伝えてくれているだけなのに」

育児に追われていると、つい下の子を優先してしまったり、上の子の相手をする余裕がなくなったりしてしまうもの。その結果、言葉が理解できる上の子にストレスを感じてしまうママも少なくないようです。

上の子も平等に可愛がるには

よく「下の子が生まれたら上の子を優先してあげて」といいますが、実践するのは簡単なことではありません。とくに上の子が赤ちゃん返りをしたら、「そこまで相手にする余裕はないのに」と苦戦してしまうでしょう。

しかし、この状況にはいつか「慣れ」がやってきます。自分自身の気持ちに向き合い、「またあの感情がやってきたな」と冷静に捉えられるようになるでしょう。

実際のところ、3人を育てたママから「3人目出産のときは、2人目の時に比べ落ち着いて対応できた」という意見も聞かれます。最初は「こんな風に感じるなんて」と落ち込んでしまうかもしれませんが、焦らず自分のペースで育児を進めていきましょう。

人数や男女比率で異なるママの苦労