長い夏休み中、親にとって悩みの種の1つがお昼のメニューではないでしょうか。在宅で仕事をしている筆者もマンネリ化しないように色々と考えてはいますが、やはり難しいものがあります。

夏休みの昼食に時間をかけたくない時に重宝するのが麺類です。とくに、夏の代表的な味覚・そうめんは夏休みのお昼に出ることが多くなります。お中元でいただいたり、季節商品ということもありスーパーで目立つ場所に陳列されて思わず購入する方もいることでしょう。調理時間も短く、何かと重宝するそうめんですが、出番が増えれば増えるほど飽きがきます。

歴史的な猛暑となった2018年夏、筆者の家では例年以上にそうめんの出番が増えたのですが、さすがに子供も飽きてしまいました。しかし、まだそうめんの束が残っています。夏が過ぎればそうめんの出番は極端に減るので、「何としてでも夏休み中に消化しなければ」といつもと違う味にし、そうめんを出すことを決意したのです。

今回は、筆者が実際に作ってみたアレンジそうめんで、子供に好評だったものと失敗したものを紹介します。飽きのこない工夫をして夏休みのお昼メニューを乗り越えていきましょう。

おいしいけれどマンネリ化しやすいそうめんの欠点克服に挑戦!

筆者が作ってみて子供から好評だったアレンジは3つあります。シンプルだけれども和洋中の趣向を取り入れることで上手くいった例です。

成功例1. 冷蔵庫にある「青じそドレッシング」で簡単和風そうめん

通年通して切らさずにあるサラダ用の青じそドレッシングのさっぱり感を利用し、即席で和風そうめんを作って出したのですが、筆者の予想以上に子供達に好評でした。キュウリやトマト、おくらなどの冷蔵庫にある夏野菜を合わせてみましたが、「暑い夏にはピッタリ」と食べてくれました。ドレッシングの味が濃いので、冷水で少し薄めて調節してみてください。ほんのり甘辛く炒めたひき肉をトッピングすると、コクが出ておいしくなります。

成功例2. 冷製コンソメスープで洋風そうめんに変身

洋風の定番の味、コンソメスープとそうめんも良い相性です。最初にベーコンやキャベツで作った基本のコンソメスープを作って冷ましておく手間が必要ですが、食べればその手間も忘れてしまうはずです。トマトのざく切りを添えるとより多くの野菜もとれる上、見た目も華やかになります。そうめん=和風、という既成概念を子供達が捨てた思い出の1品です。

成功例3. ごま油とネギのチャンプルー風そうめん

「家にある食材でさらにアレンジしたい」と考えた時に、多くのレシピサイトに紹介されている「そうめんのチャンプルー」を我が家流に作ってみました。究極の家にある食材と調味料で作ることを目的としていたので、子供達が確実に食べてくれる味を求めました。

刻み葱と生姜、少々の豆板醤をごま油で炒め、ひき肉も加えて火が通ったタイミングで茹でたそうめんを投入。最後に塩コショウや中華スープの素を適量加えて味を整えました。少しピリ辛な味に仕上がり、「そうめんを食べていると思えない」「好きな味」という言葉を口にしていました。

番外編 市販のゴマだれを常備しておくと便利

市販されているゴマだれを使っていつもとは違う味を簡単に作ることができます。筆者の夫はゴマだれが好きではないので、それまで購入することはありませんでした。ある日、スーパーで特売として売られていたのを見て何気なく購入し、定番のつゆの代わりに出したら、子供達から好評でした。

ささみを使った蒸し鶏、トマトやキュウリの千切りなどをトッピングすることで食欲が失せる夏場でも肉や野菜をバランス良く食べられるのでおすすめです。それまで敬遠していましたが、ゴマだれを1本冷蔵庫に置いておくだけで、そうめんの幅が増えると実感しています。

張り切り過ぎて失敗してしまったアレンジメニュー

好評なアレンジメニューもある一方で、張り切り過ぎて失敗してしまったメニューもあります。