女性の人生において、大きなイベントとなる「出産」。妊娠期を無事に乗り越えたと思ったら、出産時に今まで経験したことがないほどの痛みに襲われ、やっと生まれたと思ったら今度は疲れを癒す間もなく子育てが始まります。

母親になるのは、想像以上に大変なこと。子どもができたときから、それまでの日々とは大きく違う日常がやってくるのです。今回は、世のママたちが感じている“母親になって変わったな”と思うことについて調査。

今この瞬間を必至に生きているママたちには、どのような変化が訪れているのでしょうか。

■危機管理能力が格段に高くなった

子どもが生まれると、今まで危険だと感じなかったようなこともリスキーに感じる機会が増えるもの。男性よりも危機管理能力に優れているという説もある女性は、我が子を守るべく感度抜群のアンテナを張り巡らせて日々を過ごしています。

・車から降りるときは不審な人が近くにいないか確認してから解錠
小さな子どもがいると、車で移動する機会も増えるもの。そんなときにも、ママたちの危機管理能力はフルに発揮されています。

「子どもを連れて出かけるときは、自分一人のときよりも無防備なんだということを意識するように心がけています。子どもを乗せ降ろししているときに不審者が近づいてきて、車の中へ押し込められてしまったらもう私たちの命はありません。子どもの命を守れるのは、私だけ。お店の駐車場にとめるときは、必ず周囲を確認してから鍵を開けるようになりました。」(28歳/3歳男の子のママ)

車に関わる危険なことといえば、事故を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろん、走行中に安全を心がけるのも大切なことです。しかし、車から降りたり乗ったりするときにも、危険な目に合う可能性はあるもの。不審者に狙われるのは子どもがいる人に限った話ではありませんが、子どもが生まれてからのほうが起こりうる危険に対しての意識が高まっているのは事実です。

■物音を立てずに行動できる能力が身についた

子どもが生まれると、生活音の立てかたにも変化が生じます。子どもがお昼寝をしているときや、夜寝ているときはママが唯一ゆっくりできる時間。自分の“ごほうびタイム”を確保するために、子どもを起こさないよう物音を立てずに行動できるようになったママも多いようです。

「私は、子どもが生まれてから物音に対してすごく敏感になりました。その理由は、寝ている子どもを起こしたくないからです。子どもの寝かしつけを頑張ったあとは、唯一自分のペースで動ける時間。物音で子どもが起きてしまえば、寝かしつけの努力が水の泡となってしまいます。一緒のお布団に寝転んで寝かしつけをしたときは無音でお布団から這い出ますし、家の中を歩くときも忍者のように音を立てずに移動するようになりました。母親になるって、こういうことなんだなぁと感じています。」(30歳/2歳女の子のママ)

筆者も子どもが生まれてから一番変化したなと思うのが、物音に対する捉えかた。子どもを起こさないようにと、とにかく静かに行動できるよう動きかたが変化していきました。小さな物音でも起きていた我が子も6歳目前になり、もうどんな大きな音がしても眠たいときは起きて来なくなりましたが、それでも静かにあるくクセは抜けていません

■笑顔でいる時間が増えた