身寄りがないフリや家族がいても不仲で頼れないフリをする人もいて、調べてみたら家族がいたり、存在すら知らなかった夫や妻と仲良く暮らしていたりするパターンも少なくありません。
身寄りがないことや頼れる家族がいないことを疑うのは気が引けますが、これまでに紹介したようなお金の話が出たときには、疑ってみることも大切です。
ロマンチスト気取り
「きみの笑顔は最高だよ」「あなたがいるだけでいいの」といった、歯の浮くようなセリフを言うロマンチスト気取りな人にも注意が必要です。
普段あまりかけてもらえないような言葉をかけてもらうと、気持ちが高揚して心地良く感じるというのは、ホストクラブやキャバクラへ通う人たちの心理状態にも似ていると言えるでしょう。そこにつけ込もうとする手口かもしれないということを頭の片隅に入れておいてください。
やたらと羽振りがいい
やたらと羽振りがいい人にも要注意です。財布に入っている札束は人を騙して得たお金かもしれませんし、有名な高級車は知人に借りただけかもしれません。目の前にあるお金や身につけているものに惑わされないよう、普段から気をつけておきましょう。
お金をバラまくように使う金使いの荒い人にはあまり良い人はいないというのが、元金融社員である筆者個人の経験上の見解です。
特に狙われやすい人たち
借金を押しつけて行方をくらますという事案では、看護師や美容師、キャバクラや風俗勤務の高所得な女性を狙うケースが多かったです。こうした若くても高所得を得られる職業ならば、自分の代わりにお金を借りてもらうことも保証人になってもらうこともできるからです。
そのほか、パチンコ店や飲食店など、スタッフとお客さんとの距離が近く親密になりやすい職業の人は、男女問わず安易に相手を信用しないのが賢明です。また、理想の出会いばかりを求めて頭デッカチになっている人は、演出が得意な悪い人間にとって格好の獲物と言えるでしょう。
まとめ
自分が得をするために人を騙したり欺いたりする人は意外と普通に生活をしていて、いつでも私たちとつながるチャンスを狙っているものです。今回の記事で紹介した内容を参考に、妙に近づいてくる人がいたら十分に気をつけてください。
山内 良子