「3人目となれば、もう育児になれているから楽ちんだろう」と思っていたら、それぞれの子の対応に追われてヘロヘロ状態になってしまった…という声をよく耳にします。また、子どもの性別の組み合わせによって悩みが異なることも。そこで今回は、3人の子を育てているママたちの育児事情についてお伝えします!

3人育児を性別ごとにみてみる

同じ人数でも、子どもの性別によって育児事情は異なります。そこで、「男2人、女1人」「男1人、女2人」の子を育てるママに、それぞれの悩みを聞いてみましょう。

【男2人、女1人のママの悩み】
・「いつも大人しい男の子でも、2人いることで大騒ぎしてしまう」
・「男2人で危険なことやイタズラをする」
・「お互いの敵対心が強く、兄弟間で嫉妬する場面がある」

【男1人、女2人のママの悩み】
・「女の子の育児に慣れてすぎて、男の子のハードな動きに対応できない」
・「3人目が男の子だと、自分の年齢的に体力が限界」
・「女の子は友達関係の悩みが多くなりがちで、相談相手になれるか不安」

こうみると、男の子は体力面、女の子は人間関係などの精神面に対して悩む傾向にあるようです。男3人や女3人の場合、その悩みはさらに偏る可能性もあるでしょう。

3人育児にはメリットも

どちらの性別にせよ、3人の育児となるとかなりの労力がかかるようです。しかし、その一方で「上の子のおかげで助かる」と感じる場面も。3人育児をしているママに、その状況を挙げてもらいました。

・「室内用の滑り台を見て、他の子がいるのに滑りたがる長女に困り果てていた時のこと。泣きわめく長女に困り果てていたら、次男が他のおもちゃで気を紛らわせてくれたのです。4歳で長女への配慮ができる次男に驚いた瞬間でした」

・「またしても長女が大泣きしたとき、疲れ果てていた私はもうぐったり。そんな様子を見た次男が、私の耳元で『ママ、大好きだよ』とささやいてくれました。耳元でささやくなんて、普段はしないのに…。きっと、私を励ましてくれたのでしょう」

・「妹や弟が泣いたとき、長男が私の代わりになだめてくれます。下の子が好きなおもちゃで気を紛らわしてくたり、『おやつでも食べる?』と誘ってくれたり。私よりうまく泣き止ませてくれますよ」

親は「なんで泣くのよ」「どこか悪いのかな」と焦ってしまいがちですが、子どもはシンプルに「泣き止ませよう」としてくれるようです。そんな子どもの行動を見て、親が冷静さを取り戻すことも。「3人育児は大変」というイメージだけが強くなりやすいですが、その一方で上の子に支えられる場面もあるのですね。

出産前に保育園で働くという手段もある