なおにゃむさんは、「言語発達遅延」という発達障害をもつ小学4年生のまっきーのお母さん。まっきーの育児に、仕事にと、日々慌ただしく過ごしているなおにゃむさんですが、ふとこれまでのことを振り返ることがあります。

幼少期、まっきーは周囲の子に比べて、あまりおしゃべりをしない子でした。当時は、我が子に障害があるなどとは夢にも思っていなかったなおにゃむさん。育児本やネットで「普段のお母さんの声掛けが足りない」ということを目にすることもあって、「私の努力が足りないのかしら?」と悩んだりもしていました。

また、保育園の未就園児の開放時にお邪魔したところ、幼稚園に進路が決まっていたまっきーについて、保育園の先生が何気なく言った「こんなにお話できないんじゃ、幼稚園の先生がかわいそうよ~」という言葉に深く傷ついたことも。その先生は、「市の作業療法OTやSTなどをやっている療育先に早く相談に行ったら」ということが伝えたかったようなのですが…。

その後の3歳児検診で言葉の遅れを指摘されたことをきっかけに、実は発達障害であるということがわかるわけですが、まっきーが同年代の子に比べて2年も言葉が遅れているということで、なおにゃむさんは大変な思いをすることがたくさんありました。特に困ったのは、まっきーがどこまで理解できているのかがよくわからないところ。危険ということがわかっていなかったのか、まっきーが車の前に急に飛び出していってしまった時には、心臓が止まるかと思いました。

でも、まっきーの育児は苦労の連続ばかり…というわけではありません。例えば、一般的に「発達障害児は集団が苦手」といわれ、落ち着いて座っていられなかったり、他の子とうまく遊べなかったりということを耳にすることがありますが、小さいころから毎日のように児童施設などに連れて行っていたかいもあって、まっきーに関しては、そのような心配は、今のところありません。児童館などでは、他の子と一緒になって、思い切り身体を使って遊んで、とても楽しそうにしています。プラレールで遊ぶときなど、同世代の子と同じだなあと感じる瞬間もあります。

「発達障害」は、「先天性の脳機能障害」とひとくくりにして説明されることが多いのですが、言葉の遅れ、情緒の遅れなど、人によって症状が異なります。また、どのような支援が必要とされるのかも人によって違います。このため、発達障害児を育てるお母さんたちの悩みも苦労も人それぞれ。ときには支援級のお母さんたちと情報交換をしたりしながら、我が子との一日一日を大切に過ごしていく、なおにゃむさんなのでした。

「まっきーの発達障害アルアル日記」、また次回もお楽しみに。

ご注意:本記事は発達障害と診断されたお子さんを育児中の方の体験記であり、発達障害の症状等を医学的に説明するものではないことをご理解頂けますと幸いです。

【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記

言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーとママのなおにゃむさんの育児日記。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない、イレギュラーの連続の中で、まっきーに癒されながら子育てをするなおにゃむさんの本音が満載です。

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