人生100年時代になり、どんな人でも「貯蓄」が必須となってきた現代。「なかなか貯金が増えない」という人は、どんなことから見直せばいいのか。お金が貯まらない原因は、実はあなたの財布の使い方にあるかもしれません。

「貯まらない財布=太った財布」?

「お金が貯まらない人の財布は太っている」と言われているのをご存知でしょうか。

レシートや複数のカードで財布がふくらんでいると、「お金がいくら入っているのか」「今月すでにどのくらい使ったのか」がわかりにくくなりがち。「気づいたら使いすぎていた」という状況にもなりやすいです。

まずは、「お金の貯まる財布」にするための3つのコツについてご紹介します。

(1)財布の中身を毎日チェックする

お金を貯める第一歩は、お金に関心を持つこと。毎日1度は財布をのぞいて中身を確認しましょう。現状が把握できれば、どのくらいの節約が必要かもわかりやすいです。

「1カ月で使うお金の上限を決める」のは節約の定番ですが。毎日財布をチェックし、月の予算の残高と残り日数とを照らし合わせながら計画的に使っていきましょう。

また、「財布を出す回数に制限を設ける」のも有効な方法です。「1日1回しかお金を使わない」と決めておけば、「お昼休みにコンビニに行ったから、帰りは真っ直ぐ帰ろう」「夜は飲み会だから、昼はお弁当を持っていこう」といった節約意識も自然と芽生えやすくなるでしょう。

(2)ショップカードやクレジットカードを厳選する

クレジットカードやポイントが貯まるショップカードを何でもかんでも財布に入れたまま、たくさん持ち歩いている人もぜひ見直しを。計画的な買い物と財布のチェックを心掛けることで、カードもその日の予定に合わせて、厳選して入れ替えるのがオススメです。

クレジットカードも同様。何枚も併用していると、「全部でいくら使ったのか」を管理するのが難しくなりやすいです。常用するカードは1〜2枚程度に絞り、使わないものは解約してしまうか、財布から出しておくことをオススメします。

クレジットカード選びでは、付帯サービスの内容にも注目しましょう。ポイント還元率や年間費にこだわるのもひとつですし、空港やホテル、レストランなど優待サービスが受けられる点に着目するのもひとつ。旅行機会が多い方は、マイレージや手軽な料金で保険が利用できるカードもいいでしょう。

還元されたポイントは、ギフト券やマイルに交換するなどして、お得に利用を。ポイントには使用期限があるものも多いので、使える機会には率先して使う癖も付けておくのがオススメです。

(3) 銀行のキャッシュカードを持ち歩かない

「口座からお金を引き出す日以外は、キャッシュカードを財布に入れない」というルールを実践してみるのもオススメです。

財布に現金が入っていなくても、キャッシュカードがあればお金をいつでも引き出せてしまいますよね。無駄遣いを減らすには、お金を使うハードルを上げるのが一番。いざというときのために複数入れている、という人もいるかもしれませんが、毎日財布をチェックする癖をつけていれば、「財布に現金がない!」という事態も防げることでしょう。

迫り来るキャッシュレス時代。貯めたい人はどうすべき?