結婚して新しい夫婦2人の生活が始まったとき、ワクワクする気持ちもありますが一方で不安な気持ちもあるという方も多いのではないでしょうか。その大きな理由の一つが「お金」。

恋人同士だったらもう少し気楽に付き合えたかもしれませんが、夫婦、家族となるとお金のことが密接にかかわってきますよね。今回は、「結婚してお金のやりくりに困る」という状況に陥らないために事前に確認しておきたいことについてご紹介します。

お互いの「お金の使いどころ」

まずは夫婦としてこれから生活していく2人の「お金の使いどころ」について知っておく必要があります。多くの人は、「財布のヒモがつい緩んでしまう」何かを持っています。

たとえば、趣味のバイクのこととなればお金に糸目をつけない人や、お酒が大好きで飲み会に誘われたらお金のことを気にせずに飲み会へ行ってしまう人がいますよね。そういう「お金の使いどころ」がお互いにわかっていないと、この先苦労してしまうでしょう。

「趣味のバイクにはお金を使ってもいいけれど、普段は節約のためにタバコもやめてお弁当を持参する」などとメリハリの利いた生活に切り替えていくことがポイントです。お互いが好きなものや趣味にかけるお金はできるだけ自由に使わせてあげたいですよね。その代わり、どこで節約するかも決めておきましょう

大きな買い物の予定

2人が家族となった後、買う可能性のある大きな買い物がいくつかありますよね。マイホーム、マイカーなどの大きな出費については、お互いの認識合わせをしたほうがいいでしょう

たとえば、「都心の分譲マンションがいい」という男性と「郊外の一軒家がいい」という女性が結婚すると、一生に一度と言ってもいいマイホームの買い物が、どちらかにとっては不満の残る買い物となる可能性が高いですよね。

また、同時に予算もある程度すり合わせをしておかないと、「都心の7,500万円のマンションがいい」と思っている人と「郊外の3,000万円で買えるマンションで十分」と思っている人では、そもそも描いている未来が違ってきます。今後の貯金額や生活に対する満足度にも関わってくるところですので、しっかり認識のすり合わせをしておくことをおすすめします。

今後のライフプラン

結婚するとなると、さまざまなライフイベントが発生してきます。それと同時に、大きな出費も増えてきます。結婚式や新婚旅行にはじまり、マイホームの購入、新居への引っ越し、子どもの教育費、親の介護費用、自分たちの老後資金づくりなど、この先多くのお金が必要となるでしょう。

こうしたライフイベントを上手に乗り切っていくには、ある程度の計画性がとても大事です。

いつまでにいくら必要なのかを把握しておかないと、行き当たりばったりの出費になってしまいます。そうなると落ち着いて次のライフイベントに向けてお金を貯めることができませんよね。「結婚は勢いだ」という言葉もありますが、結婚後のライフイベントについてはある程度の計画性を持っておくことが大切です。

夫婦間の金銭感覚のギャップ

夫婦2人の間に、金銭感覚のギャップはないでしょうか。恋人として過ごした期間が短かった夫婦は特に確認が必要です。長く付き合っていると金銭感覚が合うとか合わないということがわかってくるとは思いますが、一緒に生活しないとわからない部分もありますよね。

金銭感覚にギャップがあると、お互いに苦しくなってしまいます。相手のことを「ケチ」「浪費家だ」と思ったりしますよね。一度そう感じると次々気になるところが出てきて、次第に一緒にいるのも嫌になってしまうこともあります。
「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉もありますが、お金のことでトラブルになった相手との溝の埋めるのはかなり難しいこと。できれば金銭感覚の合う人と結婚するのがいいでしょう。

「仕事」に対する価値観

お互いの仕事に対する価値観は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。「奥さんには専業主婦になってほしい」と思っている男性と、「結婚して子どもができてもなるべく早く仕事復帰してキャリアを築きたい」と思っている女性が結婚するなど、価値観に大きなズレがあるとお互いに幸せになれません。

まとめ

結婚するときは不安もたくさんあると思いますが、事前にしっかり確認しておけば安心ですよね。お金に困るような結婚を避けるためにも、お互いに遠慮なく自分の気持ちを相手にしっかり伝えておくことが大事だと言えます。

mattoco Life編集部