「こんなTシャツ、中々お目にかかれない」(Lampa遠山氏)

百戦錬磨のショップスタッフも驚嘆する無地Tを見つけました。その名も〈Meanswhile(ミーンズワイル)〉。

“服は衣装ではなく、道具”をコンセプトとする同ブランド。今回紹介するのは、まさに世界最高峰の道具=Tシャツです。それでは、さっそく見ていきましょう。

希少なハイブリッド綿をさらにひと工夫

まず、「生地がすごい」と語る遠山氏。同氏が「世界でも類を見ない」と驚くのは、産地の違う高級綿を掛け合わせた“ハイブリッド綿”。シルクのような肌触りのスビン綿と、高級で希少性の高いギザ綿を掛け合わせたものです。いわば、サラブレッドのような生地、といったところ。

直に肌に触れるTシャツだけに、生地にここまでこだわってくれるのは頼もしい。さらにユニークなのは、“超度詰め”に仕上げることで、ルックスとしてもシルクのような光沢感を実現した点。無地Tにつきまとう「一枚で着た時の不安感」も当たり前のように払拭してくれます。

夏でも手ぶら派にうれしい機能性

こちらは背面。縦にはデザインのアクセントとしても成立する2本のステッチが走ります。「服は衣装ではなく、道具」というコンセプトを持つ〈Meanswhile〉が手がけるだけあって、単なるデザインでは終わりません。きちんと意味があるディテールです。

実は前面、背面ともに裾付近左右にジップポケットを仕込んでいます。夏場はアウターのポケットに頼れないゆえ、収納力が低下しがちな時期。

これがあれば、ミニバッグも必要なし。ステッチと同化した“隠しポケット仕様”ゆえ、デザイン全体に干渉していない点もポイントが高いです。

無地でもシンプル過ぎないコーディネートに

チノパンと合わせたシンプルなコーディネートではあるものの、いい意味で一癖ある仕上がり。「無地Tは退屈か?」 否、無地Tだって、時にどんな派手なプリントTよりスリリングなものになりえます。

肌触りにこだわるTシャツや機能性にこだわるTシャツは数あれど、その全てをここまで高次元で追求する一枚はちょっと他では思いつきません。無地Tで他と被りたくない方にも解答たり得る一枚かと。

本格的な夏が来る前に、最高の「道具」を、ぜひ。

FACY