貯金ができない、なかなか出費が抑えられない。そんな悩みのある人も多いのではないでしょうか。お金の使い方を自分でコントロールするのは意外と大変なんですよね。そこで今回は、お金のプロとして仕事をする金融業界の女性たちに、自分なりの支出コントロールの方法を教えてもらいました。

周囲と一緒に「節約モード」に入る

ある証券会社で働くAさんは、周囲を巻き込んで節約モードに入るのだと言います。「会社の近くのランチによく誘われるが、節約しているからと伝えてお弁当を出すと周りの人も『私も節約しようかな』とお弁当を持ってくるようになる」とのこと。確かに、皆でお弁当を食べれば楽しいお昼になりますし、いい節約になります。また、Aさんは同僚と自分なりの節約方法を共有したりするのだそう。

さらに、一緒に貯金すると決めた3人の同僚で、各人2つずつ自分にルールを課しているのだそう。1つは3人に共通で、毎日お弁当を持ってくるというルールにしていました。時間や体力的に持って来られなかった場合は500円以内で調達することにしているようです。

もう1つのルールは、それぞれ「自分がついお金を使ってしまう」ことに対してルールを決めていると言います。同僚のうち1人は甘いものが大好きでコンビニでいつもおやつを買ってしまうので、それを週500円までにするというもの。もう1人はお酒が好きなので飲み会が多くなってしまいますが、週1回までというルールにしているそうです。

さらに、Aさん本人は好きなアイドルがいますが、そのアイドルへの出費が多かったので毎月1万円までとして節制していました。「特にCDをいろんなバージョンで購入したり、コンサートのTシャツやタオルを複数枚買うようなことはなくなった」と話してくれました。周りを巻き込んでしまえば、自分も周囲も一緒に節約できて気も引き締まりますよね。楽しく節約できそうです。

予算と実出費をしっかり手帳にメモしてコントロール

次は都市銀行で働くBさんのケースです。彼女は、計画を立ててお金を使うことを徹底していました。月初にその月の飲み会の予定や趣味の活動日、友達と遊ぶ日などを整理して手帳に書き込みます。そのとき、一緒に「¥5,000予」などと書き込んでいました。これはその日に使う予算ですね。