自分でいろいろ考えた末に辞めたものの、親を含めて知り合いなどの話から、当時は「もったいなかったのかなぁ」と思ったのは事実です。

マーケット関連の仕事なら国内金融機関である必要はない

大学卒業後に入社した金融機関で最初に配属されたのはマーケット関連の部署でした。同期の間でもあこがれの部署だったように思います。

金融機関の支店や支社といった現場が重要であることは言うまでもないですが、マーケット部門はまた営業の現場とは異なった雰囲気があり、希望者が多かったように思います。

ルーティン作業には飽きを感じつつも、投資判断を伴うシーンでは「こんなに大きなお金が自分の目の前を通っていく」という興奮を抑えられずにいました。

しかし、しばらくすると、「この仕事は別に日本の金融機関にいなくてもできるのではないか」と思うようになりました。

マーケット関連の仕事では必要なスキルは共通しており、社内特有なスキルというのは、投資パフォーマンスということにだけ限定すれば必要ないと思うようになりました。