入社3年で辞める、辛抱強くない若者は不幸になるのか

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6月も目の前ですが、街中でもリクルートスーツを着た学生を目にします。厳しい就職活動を経て、晴れて希望の企業に入社しても3年以内に辞めてしまう人もいるというのが現実です。就職希望者と採用側のミスマッチとして片づけてしまうこともできますが、果たして理由はそれだけでしょうか。そして3年で辞めた若者は不幸になってしまうのでしょうか。終身雇用の維持が難しいという声が企業から出る中で、現場がどうすればよいのかについても考えていきたいと思います。

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第一希望の金融機関を3年「目」で辞めた

私自身は大学卒業後、新卒として入社した国内金融機関を3年目に辞めました。「3年目」とはいっても、正確には丸2年間を終えて、ちょっとというタイミングです。実質的には丸2年とでもいった方が正確かもしれません。

自分自身では社会人になって必死の数年間だったので、「もう十分働いた」という感覚はありましたが、周りではそうではなかったようです。

実際、転職をすることを親に告げると驚いていました。厳しい就職活動を経て、自分の親の世代からすると誰もが知る金融機関ということで、「もったいない」というような反応でした。

また、知り合いで大企業に長く勤務し、独立した経営者からは、「大企業にいることをもっと活用すべき」とのアドバイスもありました。2、3年では短すぎるというコメントです。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。