せっかく結婚したのに、夫婦喧嘩が絶えない…なんて話は珍しくありません。その結果、残念ながら離婚してしまう人も存在します。その原因は、一体どこにあるのでしょうか。幸せな結婚を掴むためにも、「離婚」にまつわるデータを確認しておきましょう。

5年未満の離婚率が最大!

厚生労働省が2018年12月に公表した「人口動態統計」の年間推計によると、平成30年(18年)の離婚件数(推計値)は20万7000件、離婚率(人口千対)は1.66でした。では、同居してからどのくらいの年数が経ったタイミングで離婚をした人が多いのでしょうか。

平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況」で示された同居期間別の離婚件数は以下の通りでした。(17年の離婚件数は21万2262件)

5年未満:6万6491件
5年以上10年未満:4万2333件
10年以上15年未満:2万8226件
15年以上20年未満:2万2950件
20年以上25年未満:1万7254件
25年以上30年未満:1万129件
30年以上35年未満:4958件
35年以上:5944件

ご覧のように、離婚件数が最も多いのは「5年未満の同居期間」であることが分かります。結婚してからの数年間のうちに、「2人の関係を終わらせたい」と感じるケースが多いのでしょう。

離婚動機のダントツ1位は?

続いて、離婚に至った動機も確認していきます。「平成29年度 婚姻関係事件数」の司法統計から、男女別の離婚の動機をみてみましょう。