子どもに対して、つい大声で注意したり、強く怒ってしまったりすることってありますよね。そんなとき、あとになって「ちょっとキツすぎたかも」と罪悪感をおぼえる人もいるのでは。そこで今回は、ママたちが頭を抱える「育児中の罪悪感」について考えてみましょう。

あなたはダメな母親ではない

あまりに叱ってばかりの自分に対して、「私はダメな母親なのでは」と悩んではいませんか?しかし、注目すべき部分は怒ってしまったという「結果」ではなく、それまでの「過程」です。

子どもがいうことを聞かずに怒鳴ってしまったとしても、そこまでの流れがありますよね。何度注意しても聞かなかった、どのように説明しても効果がない、自分の気持ちが伝わらなくて悲しい、忙しいときに限って問題が起こる、何度も同じことの繰り返しで嫌気がさす…。このような状態だと、つい感情的になってしまうのも無理はないでしょう。

また、育児による疲れや寝不足で余裕がないママも多いはず。疲れがたまっていると、子どもに対して理性を保ち続けるのも厳しいでしょう。ワンオペ育児で母親の負担が大きい環境だと、さらにストレスは膨らむ傾向にあります。

たとえ怒ってしまったからといって、あなたが悪い母親ということには繋がりません。子どもに何度も注意しても、いうことを聞かないのは当たり前のこと。「また怒ってしまった…」と落ち込むのではなく、「怒るまで私は十分努力した」と自分で認めてあげましょう。

罪悪感を減らすには

そうはいっても、育児には罪悪感がつきもの。少しでも罪悪感を減らすためにも、普段の負担を抑える工夫をしてみましょう。

ポイントは、完璧を求め過ぎないこと。「自分の手でやり遂げないと」と固く考えず、ときには家事の時短グッズに頼るのもおすすめです。便利家電の力を借りるのもいいでしょう。

また、自分のために使える時間を確保するのも大切です。とくに育児中は、どうしても子どもを優先する機会が多くなりがち。たまには自分の好きなことに打ち込めるよう、自由時間を設けるように意識してくださいね。なかなか子どもから離れられない方は、短時間だけ子どもにテレビを見てもらう、家族に遊び相手をお願いするといった手段もあります。

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