2018年春クールで放送された『おっさんずラブ』(テレビ朝日)は、低視聴率でありながらも話題作となり今夏『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』がロードショーされます。また19年のドラマ春クールには『きのう何食べた?』(テレビ東京)や『腐女子、うっかりゲイに告る。』(NHK)など、同性愛にクローズアップされた作品が放送中です。

最近では、「BL」(ボーイズラブ)という言葉をよく目にするようになりました。意味もご存じの通り「男性同士の恋愛を題材とした小説や漫画、ドラマなど」です。話題になっているとはいえ、「何が良いのかさっぱり…」という方もいるかもしれません。今回はその魅力に迫るため、性描写の少ない作品をセレクトしてみました。ぜひGW中にお手に取ってみてください。

BLオタクってどれくらいいるの?

㈱矢野経済研究所は19年1月、『「オタク」に関する消費者アンケート調査』を実施しました。日本国内在住の15~69歳までの男女1万408人を対象にインターネットアンケートを実施し、そこから推計したものです。

これによると「ボーイズラブ」オタクは推定50万人とされています。もっとも多い「アニメ」が598万人とすごい数ですが、「プロレス」の30万人よりは多いということになります。「ボーイズラブ」オタクの1人当たり年間消費金額は約1万3000円なので、その市場規模は単純計算で65億円となります。昨今のドラマ放送の影響を考慮すると、もう少し多そうです。

なぜハマるのか…理由はない!

現代女性がなぜBLに熱中するのか、様々なメディアで推測され議論されたりしています。ざっと目にするものを列挙すると、