最近では結婚しない人も多く、「私って一生独身で生きていくのかな」と感じている人も少なくないのではないでしょうか。そんな中、「一生独身を貫く」と決めた人たちがいます。今回は、「一生独身」を決めた人たちが始めたこと、やめたことについて紹介します。

男の手料理を極めるべく料理を始めた

「料理は一生使えるスキルだと思った」と話すのはメーカー勤務の30代男性Aさん。彼はそれまで、コンビニ弁当や外食で夕食を済ませていましたが、一生独身を決めて料理を始めたのだそう。「夕食が外食やコンビニ弁当だから食費が高くついていたけれど、なかなか節約できなかった。でも自分で作ればいくらでも調整ができると思って料理を始めた」と言います。

今では趣味の一つにもなっていて、休みの日におかずを作り置きしてお弁当を持っていくこともあるのだそう。「営業で外回りをしていることが多いので毎日お弁当というわけにもいきませんが、あらかじめ内勤にしようと決めている日や、お昼には会社に戻って来られそうな日はお弁当を持って行っている」と語ってくれました。

体のことを考えて味は薄味に、栄養バランスが偏らないように魚も多く取り入れているのだそうです。食費も節約できますし、何より健康にもいいですよね。

医療費を減らすためタバコをやめた

「長い目で見ると、健康でいることが本当に節約になると思った」と語るのはIT企業で働く30代男性Bさん。これまではタバコを日常的に吸っており、毎週3箱~4箱を消費していたのだそう。しかし、「一人で生きていくことを考えたときに一番ツライのは病気になった時だと思った」と話します。

そう思ったきっかけはひどい風邪を引いたことだったと言います。「風邪でも一人だとあんなにツライのに、ガンとかもっと大きな病気になったら、経済的にも精神的にもとてもツライと思った」と、結果としてタバコをやめたり食生活に気を配ったりして、病気のリスクを減らすようにしていると言います。

確かに老後の病気の治療費というのは経済的な負担も大きいですが、身体的にも精神的にも大変なことですよね。一人だと身の回りの世話をしてくれる人もおらず、余計に大変な思いをするかもしれません。どんなに健康のことを考えて生きていても病気になるリスクは存在するものですが、タバコをやめたり食生活に気を付けたりすれば減らせるものもあります。リスクはできるだけ背負わないほうがいいですよね。

「独身だから」という気楽さで投資を始めた

30代看護師の女性Cさんは、「一生独身」を決めて投資を始めたのだそう。独身の人が将来のことを考えて資産運用を始めるのは当たり前のように感じますが、彼女の場合はそういう理由からではなかったのだと言います。