1. 双方の気持ちを認めて歩み寄る

妻の嘆きは、裏を返せば「もっと夫に関心を持ってほしい、夫に大変さを理解してほしい、労わってほしい」という気持ちの表れです。

大事なのは歩み寄り。お互いに言いにくいことを「察して欲しい」「察してくれない相手が悪い」で終わらせず、どのようにしてくれたら安心か、嬉しいかなどを話し合ってみることも必要でしょう。

2. 細かなやりかたは任せる

何をしてほしいか、どのようにしてほしいかを話し合ったあとは、自分と違うやりかたも尊重してみましょう。周囲へ著しい迷惑をかけたり子ども自身に危険が及んだりすること以外は目をつむることも必要です。

3. 気持ちも依頼も具体的に伝える

依頼する内容ははっきりと具体的に。たとえば「洗濯と洗い物、どっちやる?」「トイレ掃除か掃除機かけるのどっちがいい?」などの2択にするなどの工夫を加えても良いかもしれません。

夫の頑張りについては、たとえ理想通りでなくとも、感謝の意を伝え、ほめましょう。「夫はよくやってくれるので本当に助かる」と友人や親戚の前で言うのも効果的でしょう。

また、育児については、生まれた直後から子供に積極的に関わることが大切だと言われています。おむつ替え、沐浴など、母乳を与える以外のことは夫でも可能です。授乳間隔が空けば、あえて夫に預けて数時間出かけてみるのも、父親が子供とコミュニケーションを取る機会になり、責任感も増すでしょう。

ただ単に一方の負担を減らすというだけではなく、万が一母親の身に何かあった時に、父親が何も子供のことを知らないということがないように、普段からの参加を意識してもらうのがポイントです。

おわりに

現在は家事・育児分担が当たり前という風潮もあり、中にはとても協力的で上手な男性もいますよね。そんな時に自分の夫と比べて落ち込まないでください。最初こそ大変かもしれませんが、夫と妻がどちらも当たり前に家事・育児ができるようになり、お互いへの気遣いが習慣になれば、ますます家族の絆も強まることでしょう。

LIMO編集部