さっきまで楽しそうに遊んでいたと思ったら、いきなりしょんぼりした顔でうつむいているなどの、子どもが見せるメンタルの波に慌てた経験はありませんか? 楽しそうにしているときはいいのですが、突然落ち込んだような様子を見せられると、親としては焦りを感じてしまうものです。

子どもの年齢によっても、メンタルの波に対する付き合い方には変化がともなうもの。親は、子どもが発するメンタルの波には、どこまで付き合うのが正解なのでしょうか。

幼い子どもに見られるメンタルの波にはふれあい遊びで対処しよう

ではまず、幼児期の子どもに見られるメンタルの波について考えていきましょう。

1歳から6歳頃までを指す“幼児期”の子どもたちは、心も体も著しく成長している時期。自我の芽生えや他者の認識など、人の軸となる心の基礎を学んでいる段階です。幼児期の子どもたちは、体だけでなくメンタル面でも成長に大きく個人差が見られるもの。ついついまわりのお友だちや同世代の子どもと比べてしまいがちですが、目の前にいる我が子をしっかり見つめてあげることが大切です。

集中力が持続しなかったり、気持ちがうまく伝えられなかったりするのは当たり前。やりたいと思ったことができなくて、突然大泣きしてしまうこともめずらしくありません。

幼児期の子どもたちにとって、なにより心の栄養となるのがママとのスキンシップ。肌と肌をたくさん触れ合わせることで、ママも子どもも幸せな気持ちになると言われています。ベビーマッサージやキッズマッサージは、ママにとっても子どもにとってもメリットのあるスキンシップ方法。お互いに癒しあうことができるので、子どもの気持ちを安定させるためだけでなくママ自身の心を落ち着かせるためにも、取り入れてみるといいかもしれません。

「ベビーマッサージに通い始めてから、日中のぐずり泣きが減った」(0歳女の子のママ)

「幼稚園に通い始めて、娘の爪噛みが再発したが、キッズマッサージでスキンシップの方法を学んで実践し始めたら落ち着いてきた」(3歳女の子のママ)

実際に、スキンシップを行なうことで子どもの心に変化が見られたという声は多いもの。幼児期は、メンタルの波にしっかりと付き合ってあげるのがベスト。ママのぬくもりを伝えて、子どもに安心を届けてあげましょう。

小学校・中学校の子どもにはしっかりと耳を傾けよう