他人のプライベートなことを聞いてきたり、よその家庭事情を他人に平気で話しちゃったりする迷惑な人っていませんか?また当の本人は、迷惑行為だとは一切思っておらず、むしろ楽しんでいる様子。そんな迷惑行為によって、ご近所同士のいざこざへ発展してしまうなんてことも…。そんな迷惑行為をする人への対処法を、筆者の実体験から考えます。

引っ越し先のマンションに突如現れた“おばさん”

筆者は、平成元年築の古いマンションに住んでいます。当マンションは分譲マンションですが、築30年以上経過したためか、別の場所に移り住み、貸主になる住人も数年前からちらほら出てきたようです。筆者はこのようにして賃貸化されたマンションの一室に入居しています。

そのためマンション内の世代の構図も特殊で、ほとんどの世代が60歳以上の祖父母世代、そして40代~50代の中間世代はほとんどおらず、筆者のように乳幼児を抱えた若い世代が数ファミリーという形です。

引っ越し当日に現れた別階に住むおばさん

筆者が現在入居するマンションに移り住むきっかけとなったのは、2人目の妊娠でした。広々とした間取りやベランダが魅力的で、マンションの前には大きな公園もあり、近くには小学校や大学病院もあり、子育てには最適の立地所でした。また全室リノベーションしたので、築30年という古さも感じず、ワクワクで新生活をスタート!するはずだったのですが…。

引っ越し業者が撤収してすぐ、玄関のチャイムがなりました。インターフォンのモニターには、「ロビー」ではなく「玄関」と表示されています。不思議に思いながらドアを開けたら、紙袋を持った白髪交じりのおばさんが立っていたのです。

「はじめまして、3階に住んでいる○○です。今日引っ越して来られたんですよね。このマンションは老人が多いけど、みんな仲良くやっているからよろしくね~!これ、家にあったお菓子だけど、よかったら食べて。お腹が大きいのね!お腹の出方からして、男の子かしら?」と、突然のことにびっくりしつつ、おばさんが持ってきた焼き菓子を受け取りました。そして、全く予想しない展開が待っていたのです。

「ここの前の住人の○○さんには長年お世話になって、よく遊びに来ていたのよ。だから、玄関の内装がすごくキレイになっていてびっくりしたわ。もしかして、間取りも変えたの?良かったら部屋の中も見せてもらえない?」

唖然とする筆者…。「まだ引っ越しの段ボールだらけで、とてもお見せできるような状態じゃないんです。」と言って帰ってもらったものの、ドアを閉めて鍵をかけたと同時にドキドキが止まらなかったのを今でも覚えています。

“見回りおばさん”は問題を巻き起こす名人