結婚生活にはお金の話が付きものですよね。幸せな結婚生活を送るにはそれなりにお金が必要だと実感している人もいるのではないでしょうか。しかし、お金をめぐって夫婦で揉めることもあるようです。

そこで今回は、結婚生活でお金の揉め事を体験したという3人の男女に話を聞いてみました。彼らの話について、自分ならどうするか考えてみてくださいね。

マイホームの購入、どうする?

人生で最も大きな買い物と言われる住宅。結婚したらマイホーム、と考える人も多いと思います。しかし、マイホーム購入にあたって住宅ローンを組むということは、いわば大きな負債を背負ってその後の人生を生きていくということでもあります。そんなとき、パートナーが収入に見合わない物件を購入したいと言ってきたらどうするべきでしょうか。

30代前半の男性Aさんは、結婚にあたって賃貸ではなく分譲マンションを購入してそこで生活していくことを考えていました。奥さんもその意見に賛成で、2人でさまざまな物件を検討していたのだそう。しかし、奥さんとAさんとで意見が対立。奥さんが「ここがいい」と言った物件は、相場をはるかに超えた高級分譲マンションでした。

奥さんも働いてはいるものの、結婚して子どもができたら小学校低学年までは専業主婦として子育てに集中してほしいと思っていたAさん。奥さんもそれについて賛成していたものの、その金額の住宅を購入すると言って聞きません。Aさんは結局その住宅を購入することになってしまいました。

このときAさんは不動産会社の言うままに返済シミュレーションを組んで、不安なまま購入に踏み切ったのだそう。しかし、当然ですが不動産会社の出す返済シミュレーション通りに進むとは限りません。結局、月収の半分を毎月住宅ローンの返済に充てて生活していくことになったのだそうです。

これでは子どもが生まれたときに生活が一段と苦しくなるのは目に見えています。子どもの教育資金、マイカーの購入、親の介護、家族の病気やケガなど、今後お金を使いそうな場面はいくらでも思いつくもの。そういったものを無視して返済シミュレーションを出してもあまり意味はないですよね。

今の会社でずっと働きたいというAさん。しかし、話を聞くと管理職の給料を調べて将来の給料の見通しを立てることもしていません。さらに老後資金をいくら貯めるべきか、子どもの教育資金としていくらかかるかなど、住宅以外の出費をあまり緻密に計算していなかったのも気になります。

一般的に住宅については奥さんの希望を聞いたほうがいいとは言うものの、これでは少し無計画すぎるでしょう。人生は山あり谷あり。それをリアルに想像したうえで大きな買い物をする必要がありますね。

子どもの教育方針の違い、どうする?

夫婦でよくケンカの元になるのが、子どもの教育方針の違いですよね。これにもお金の問題が大きく絡んできます。