シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「キャンドゥ」を運営するキャンドゥ(2698)の、2019年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2019年4月10日に更新されたキャンドゥの2019年3月既存店売上高は、対前年同月比100.5%と若干のプラス成長となりました。なお、同社の客数・客単価の内訳は開示されていません。

全社売上高も102.4%となり、既存店・全店ともにプラス成長を果たしています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社の今期の既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。

既存店売上高は、12~2月はマイナス成長が3カ月続きましたが、3月に今期初のプラス成長を達成しました。対前年同月比でマイナス月が続きましたが、いずれも99%台であり微減に留まりました。一方で3月はプラス成長となったものの、100.5%と微増です。マイナス月が多いものの、数字としては安定している状態です。

一方で全社売上高は、今期全ての月でプラス成長を果たしています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は5月の1,887円を天井にゆるやかな下落が継続中です。12月25日に1,466円まで下落した後に反転し、一時1,700円台を回復しましたが、現在は1,600円前後での取引が継続しています。

既存店売上高は3月に今期初のプラス成長に転じました。100.5%とほぼ前期並みの数字ですが、プラスに転じた効果がどこまで続くのかが今後注目されます。

キャンドゥの過去1年間の株価推移

参考記事:2019年3月度 月次売上高前年比速報

LIMO編集部