最近は事あるごとに人手不足と言われます。こうした環境では転職活動もあまり難航せず、希望の会社に転職できる人も少なくないかもしれません。しかし、就職活動でもよく言われることですが、転職することがゴールではありませんよね。重要なのは、その後のキャリアを築いていくことです。

そこで今回は転職した後に着目し、「転職後にうまくいく人、うまくいかない人」の特徴を、とある転職エージェントで働くAさんに聞いてみました。

自分に向いている仕事、不向きな仕事がわかる

転職において、自分にはどんな仕事が向いているのだろうと考えるのはとても大事なことです。「転職活動では色々なことを考えると思いますが、その際に自分の長所と短所を正確に把握し、向き不向きを客観的に判断することが大事」だとAさんは言います。

たとえば、自分は「ルーティン作業や細かい作業が苦手だけれど、どんどんアイデアを出していくのは得意だ」とか「数字を使った分析は苦手だけれど、推進力があってプロジェクトのかじ取りは得意だ」とか、自分の得意なことと苦手なことをきちんと分析できていると転職活動でも内定をもらいやすく、転職後の職場でも活躍できるのだとか。

このとき、「得意だと思っているもの」と「苦手だと思っているもの」を、気のおけない友人何人かに尋ねてみることがオススメだと言います。また、同じ職場で働く上司や同僚に聞くことが可能であれば、より率直で客観的な意見が出てくるかもしれません。

自己分析の結果が必ずしも正しいとは限らず、もしかすると自分では得意だと思っていたことが他人からは苦手に見えるという耳の痛い話であることも。しかし、「耳の痛い話こそ、謙虚に受け入れて自分の成長に活かしていくべき」だと、キャリアのプロは語ります。

自分に適したポジションがわかる