学校の先生に対して、「アタリ・ハズレ」と区別するのは気が引けるものですが、子供や親は先生に期待と不安を感じています。そういった感情が「アタリ・ハズレ」の二択に表現されているようです。

新学期が無事スタートしても、「今年度は評判の良くない先生に当たった!」と悩む保護者も多いことでしょう。子供の担任がハズレの先生になった場合、例年以上に学校生活や家庭での様子に気をつけることが大切です。

その一方で、周囲のママさんから聞いていたよりひどくないケースもあるので、情報を鵜呑みにせず1カ月ほど見守ってみましょう。先生のアタリ・ハズレがどの親子にも共通するとは限りません。親がイマイチと感じていも子供にとってはアタリ、という先生もいるのです。

そこで今回は、子供にとってハズレな先生の特徴や対処法をご紹介していきます。親は直接先生と顔を会わす機会は限られていますが、子供を通じて聞かされる先生の特徴からアタリ・ハズレが分かるはずです。

新しい担任の先生が我が子にとってどうかを知って対策をしよう!

それでは、子供がハズレと感じる先生の特徴と親の対処法を見ていきましょう。

特徴1. 生徒の好き嫌いがはっきりしている

子供から見てハズレの先生は、多くの場合生徒の好き嫌いがはっきりしている特徴があります。「Aちゃんにはいつも甘いのに、Bちゃんには厳しい」といった先生の温度差を、低学年の子供でも敏感に察知するものです。こういう特徴の先生は高学年になればなるほど子供の心を掴むことは難しくなります。

対処法1. 人間にはどうしても苦手なタイプがいると話し合う

子供から「先生は好き嫌いが激しい」という言葉が出てきたら、どんな人でも苦手なタイプがいることを説明しましょう。「先生も人間だから、どうしても態度で出てしまうのかもね」と親から一言あると、子供も安心するはずです。子供が疑問を感じる言動を口にして来たら、よく話を聞く姿勢を保つように心がけてください。ただし、担任の先生の暴言や体罰があった時は、学年主任や教頭、校長先生に相談してみましょう。

特徴2. 学習指導が極端

筆者自身の体験談です。第二子が1年生の時の学年主任が、10人のママさんがいたら全員が「ハズレ」と言う、学級崩壊を何度も招いた先生でした。学年全体で他学年の1年時に比べて学習指導がとにかく甘く、子供たちも「小学校の勉強は楽だな」と勘違いしてしまいました。

その対極にある、大量の宿題を出す学習指導が厳しめな先生も生徒の習い事などを考えていおらず、子供にとってはハズレの先生と言えます。

対処法2. 学習指導が甘い時は家庭で補う・厳しい時は連絡帳を使う