妊娠・出産後も仕事を継続している女性が増えている現在、夫婦で協力して育児を行なう必要性がますます高まっています。ところが、「夫が育児にあまり参加してくれない」と妻が頭を抱えるケースも珍しくありません。「なぜ積極的に育児に関わってくれないの?」という妻の疑問に対する、夫の本音を聞いてみましょう。

夫の本音を聞いてみる

イクメンとは程遠く感じる夫に、苛立ちを感じる妻も多いのでは。普段はなかなか言えない夫の気持ちを聞くと、「そういうことだったんだ」と納得できるかもしれません。そこで、夫の本音を聞いてみましょう。

・育児に対して「こうしたらどう?」と提案したら、「育児を分かってないわね」というような表現で否定されたことがあります。だから、何を聞かれても「任せるよ」と返してしまうんです。もちろん、「育児をメインでしている妻がやりやすいようにすればいい」という気持ちもありますよ。

・育児に手を出すと「今それをするの?」と言われるので、あえて手を出さないんです。せっかく手伝っても、自分でやり直していることもありますし…。さすがに、妻が求めているタイミングに全てを合わせられませんからね。

・僕には僕なりのやり方があります。2人の子なんだから、僕の育児のやり方も認めてほしい。「あなたの育児を見ているとイライラする」と言うくらいなら、どこかで息抜きでもしてきた方がいいのでは?

・いざ子どもの遊び相手をしようと思ったら、「ママがいい」と言われてしまうことも少なくありません。「じゃあ家事を…」と思ったら、今度は妻から「それよりもこっちを手伝って」と文句を言われてしまうことも。こういうことが重なると、「子育てや家事は、俺と違うフィールドなのだ」と感じます。

過去や普段のやりとりによって、「口を出さないほうがいいだろう」「そっとしておこう」と考えているという夫たち。育児をしないからといって、「育児はどうでもいい」「関わりたくない」というわけではないようです。

お互いが歩み寄って育児をするには