資産形成をはじめようと思い立ち、散々調べた結果として投資信託という金融商品にたどり着き、信託報酬が安いということで「インデックスファンド(インデックス投信)」を買うという判断をした方も多いのではないでしょうか。

ところがインデックスファンドで資産形成をはじめたものの、「しばらくたつけれどもちっとも資産が増えている感じがしない!」「とりあえずインデックスファンドを買ったけれども、その後どうしてよいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。今回はそうした疑問を解決するためのポイントを整理しました。

同じ資産のインデックスファンドを重複して持っていないか

投資初心者にありがちなのは、たとえば「TOPIXインデックスファンド」や「日経225インデックスファンド」というように、対象資産が被るインデックスファンドを重複して保有しているケースです。

TOPIXと日経225は同じインデックスではありませんが、いずれも日本株ですし、銘柄も重複するものが含まれます。

同じ株式でも日本株のインデックスファンドをすでに持っているのならば、「海外先進国インデックスファンド」を保有して地域を分散させていくということが必要です。

もっとも、地域を分けても株式ばかりでは、追加的に「株式」のリスクをとっているわけで、債券なども保有する必要があります。

アセットアロケーションが適切にできているか

「私は資産を世界の株式と債券にバランスよく投資をしている」という方もいらっしゃるでしょう。