上司と2人で話す機会があれば、自分のやりたいことをはっきり伝えましょう。今やりたいことでもいいですし、将来的にこういう仕事がしたいという話でもいいでしょう。自分のやりたいことに手を挙げておくことで、仕事へのやる気も伝えられますし自分のやりたい仕事が回ってくるチャンスが増えます。

たとえば、プロジェクトに人が不足して誰かを新たにアサインしなければならないという状況に陥ったとき、あなたならどうしますか。前々から「その仕事やってみたいです」と言っていた部下に仕事を振ってみようかと、まず考えますよね。

その人の能力やスキル不足でアサインできないこともありますし、他にたくさん仕事を抱えていて残業が多いなどという場合にも任せられないことはあるでしょうが、まず頭に思い浮かぶことは確かです。

職場で自分の好きな仕事、やりたい仕事に関わるというのは大きなポイントです。モチベーションも上がり成果が出やすくなるので、やりたい仕事をして評価を上げるといういいサイクルをつくることができます。それならストレスも感じにくいですし、仕事によりいっそう身が入りますよね。

毎日その日の成果物を報告すること

あなたは毎日自分がその日にしたことを上司に報告していますか。当たり前のことのように感じるでしょうが、実行できていない人も少なくないものです。成果が出たら報告するのは当然のことですが、毎日その日の業務時間を使ってあなたが何をしたか、何を成し遂げたのかということを目に見える形で上司に知らせるのはとても重要なタスクです。

上司の方からあなたに逐一「今日は何をしたか」なんて聞きませんよね。トラブルがあったときや大きな成果が出たときにはすぐに報告に行くと思いますが、それ以外の業務でも密にコミュニケーションを取ることで上司にあなたの仕事が見えてくるようになるのです。「アイツはいつも何をしているかよくわからない」と思われるようではだめですよね。

毎日「成果を出そう」という気持ちでいると仕事にも集中できます。何でもいいのです。キャンペーン施策の報告をしたり、交渉中の案件の進捗を報告したり、プロジェクト内で解決した課題を報告してもいいですね。

「~と言ったら〇〇さん」と頼られることを1つ持つこと

上司や同僚に頼られる自分でいるために、「~と言ったら〇〇さんだよね」と言われる分野を1つ作りましょう。これもシンプルですが、とても大事なことです。

たとえば筆者は、「他社や業界に知り合いが多く、情報を入手しやすい」と言われるように、さまざまな機会で人脈を増やしていきました。自分から業界内の飲み会を開いたり、業界の人間が集まる場に積極的に参加して自分から声を掛けたりして知り合いを増やしていきます。

そうすると、何か競合他社のことで知りたいことが出てきたときに「ちょっとA社にこの話聞いてみてくれない?」と頼ってもらえたり、「こういう懇親会があるけど参加しない?」という声もかけてもらえます。また、「人当たりがよく業界に詳しい人」「どこに出しても恥ずかしくない人」という信頼を得られると、上司が参加するような会合にも「一緒にどう?」と誘ってもらえるようになるのです。

こうして自分の強みをしっかりアピールすることで活躍の場が広がりますし、周囲から頼られる存在になることができます。PCに強ければ上司や同僚のPCトラブルに駆け付けてあげてもいいでしょうし、数字に強ければ分析を任せてもらえればいいでしょう。とにかく自分の強みをしっかり周囲にアピールして、何か1つでも頼られる人になることが大切です。

まとめ

いかがでしたか。人から評価されるようになるのは本当に大変なことです。しかし、普段の意識を少し変えるだけで評価は大きく変わるものでもあるのです。ぜひ一度、自分の仕事について振り返ってみて、できることがあったら実践してみてくださいね。

大塚 ちえ