経営者は自らの事業価値を疑え! ZOOMという「運」を引き寄せたコツ

WEB会議システムをストック化する(前編)

成長し続けるビジネスの仕組みである「ストックビジネス」についてお伝えしていく本シリーズ。前回は運のいい経営者のお話をしましたが、自分自身の運のいい経験としては、3年前あるきっかけでZOOMというWEB会議システムを日本に広めた経験を忘れることができません。

先週、アメリカのZOOM社がナスダック市場に上場申請したというニュースが飛び込んで来ました。今ではアメリカの利用評価でも第1位です。私の会社もスタッフもZOOMを日本に広めるのに一役買ったという自負がありますので、これは自分のことのように嬉しい。

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今や日本でもビジネスシーンにZOOMは欠かせなくなりましたが、ZOOM社と縁ができた3年前にはほぼ無名だったのです。それをなぜ私が日本中に広めることに一役買えたのか。今回はそんな秘密のお話です。

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最初、ZOOMは恐怖だった!

3年前のこと。貸会議室「アットビジネスセンター」は皆さんのご支持で、毎年何万人もの方に利用していただいていました。ところが私は悩んでいたのです。

「今は売り上げも順調だけれど、インターネットが発達する中で会議室という事業はこれから先どうなるのかな?」

そんなことを考えながら、会議室ビジネスの将来像を模索していたのです。

長期的に継続する事業を作るには大きなポイントがあります。それは、順調な時こそ自分の事業価値を疑って、「事業の寿命」を伸ばすためのチューニングを続ける、ということです。ちなみに、チューニングとはストック性を高めるために「粗利」「新規数」「継続率」からKPIを計画的にコントロールすることをいいます。

そんなときに、経営者仲間の大沢清文さんから声をかけられました。

「大竹さんアメリカでZOOMというすごく便利なWEB会議が流行っていますよ。僕は使っていてもう手放せません。一緒に試してみませんか?」

私が最初に抱いたのはなんと恐怖でした。

「会議室事業がこれにとって代わられるのではないか!」
「 Amazonが一気に日本を席巻したように!」

そこから指導者を頼り、猛勉強でこのZOOMを学んでみると驚きました。まるで相手と会っているのと変わらない感覚、通信も安定してSkypeとは雲泥の差、まさにTV電話ではなく会議室です。

まだスタートしたばかりなのに、アメリカでは利用者評価でSkypeに2年で追いついたらしい。研究しながらその使い勝手のファンになってしまったのです。

そして、自分たちはこのZOOMとどう向き合っていくのかを考えた結果、「日本で一番ZOOMに積極的な会社になる」と決めたのです。

これが最初のストック思考の答えでした。

講座開設からZOOM本の出版へ

当時はZOOMの使い方を教えてくれる講座はほとんどなかったのですが、「ZOOMマスター養成講座」という講座を自分たちで開催して、一人でも多くのファンを作ることに邁進しました。

参考記事

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大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身、株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO、株式会社ストック総研 取締役会長
20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。
40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。
経営者塾ストックビジネスアカデミーではストックビジネス構築を指導。
近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。

 

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